カスタムオブジェクトを作成する場合、オブジェクトとそのレコードへのエージェントのアクセス方法を理解する必要もあります。Enterpriseプランでは、これは管理センターの「ロール」ページで定義します。それ以外のすべてのプランでは、アクセス権はシステムロールごとにあらかじめ定義されています。
オブジェクトの権限について
- オブジェクトの権限によって、そのオブジェクトのレコードへのエージェントのアクセス権が決まります。
- オブジェクトの権限は、ルックアップリレーションシップフィールドに適用されます。ターゲットカスタムオブジェクトを表示する権限がないエージェントの場合、ルックアップリレーションシップフィールドは空白で表示されます。
- オブジェクトの権限は、プレースホルダではチェックも適用もされません。したがって、マクロとトリガを管理する権限のあるエージェントが、誤ってカスタムオブジェクトの情報にアクセスする可能性があります。
- オブジェクトの権限はレポートで取得されません。
オブジェクトのリストと検索権限を設定する
カスタムオブジェクトレコードへのロールベースのアクセスを定義するだけでなく、Zendeskエージェントワークスペースの「カスタムオブジェクトレコード」ページ内で、個々のカスタムオブジェクトとそのレコードの表示方法を制御することもできます。オブジェクトのリストと検索権限は、ルックアップリレーションフィールド内のカスタムオブジェクトレコードのアクセシビリティには影響せず、むしろ、「カスタムオブジェクトレコード」ページ内のコンテンツを決定するだけです。デフォルト値は、「すべてのエージェントと管理者」です。
- 管理センターで、サイドバーの「 オブジェクトとルール」をクリックし、「カスタムオブジェクト」>「オブジェクト」を選択します。
- 権限を表示したいカスタムオブジェクトの名前をクリックし、「権限」タブをクリックします。
- 「オブジェクトのリストと検索」セクションで、「すべてのエージェントと管理者」または「管理者のみ」のいずれかを選択します。
- 「保存」をクリックします。
Enterprise以外で、カスタムオブジェクトへのエージェントの権限を確認する
表示 | 編集 | 追加 | 削除 | |
---|---|---|---|---|
管理者 | ○ | ○ | ○ | ○ |
エージェント | ○ | ○ | ○ | ○ |
ライトエージェント | ○ | × | × | × |
閲覧担当 | ○ | × | × | × |
Enterpriseで、カスタムオブジェクトへのエージェントの権限を定義する
Enterpriseプランでは、各カスタムオブジェクトへのアクセス権限は、他のロールベースの権限と同様に管理されます。ただし、権限は、オブジェクトから直接管理することも、ロールページで管理することもできます。
新しいカスタムオブジェクトが作成されると、管理者またはロールを管理する権限があるカスタムロールのエージェントによって権限が追加されるまで、エージェントはそのオブジェクトにアクセスすることはできません。
システムロールについては、カスタムオブジェクトの権限はあらかじめ定義されており、変更することはできません。たとえば、ライトエージェントと閲覧担当のシステムロールでは、すべてのカスタムオブジェクトに対して閲覧のみの権限が付与されています。
- 管理センターで、サイドバーの「 オブジェクトとルール」をクリックし、「カスタムオブジェクト」>「オブジェクト」を選択します。
- 権限を表示したいカスタムオブジェクトの名前をクリックし、「権限」タブをクリックします。
- オブジェクトへのアクセス権限を付与するカスタムロールの名前をクリックします。
- 右側のパネルで、編集するカスタムオブジェクトに対してロールに付与する権限を「表示」、「編集」、「 追加」、「削除」から選択します。
- 「保存」をクリックします。
-
管理センターで、サイドバーにあるメンバーアイコン()をクリックし、「チーム」>「ロール」を選択します。
または、カスタムオブジェクトの「権限」タブで「ロールの管理」をクリックして「ロール」ページを開くこともできます。
- オブジェクトへのアクセス権を管理するロールの名前をクリックします。
- 「カスタムオブジェクト」で、各オブジェクトに対してロールに付与する権限を「表示」、「編集」、「追加」、「削除」の中から選択します。
- 「保存」をクリックします。
カスタムオブジェクトの権限を表示する
カスタムオブジェクトを表示すると、「権限」タブにロール別の権限の概要が表示されます。
- 管理センターで、サイドバーの「 オブジェクトとルール」をクリックし、「カスタムオブジェクト」>「オブジェクト」を選択します。
- 権限を表示したいカスタムオブジェクトの名前をクリックし、「権限」タブをクリックします。