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組織は、ユーザーとチケット処理ワークフローを管理する手段です。組織は、主にエンドユーザーの集合ですが、チームメンバーを含めることもできます。

状況によっては、2つの組織を1つに統合する必要が生じることがあります。たとえば、企業買収、リストラ、あるいは一般的なメンテナンスのために、組織の統合が必要になる場合があります。組織の統合では、関連するチケットやユーザーだけでなく、組織自体の更新も自動化されるため、管理者の時間と労力を節約できます。

この記事では、以下のトピックについて説明します。
  • 組織の統合について
  • 組織の統合
  • 組織データの統合

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組織の統合について

管理者は、ある組織を別の組織に統合することができます。別の組織に統合される組織を、「統合される組織」と呼びます。統合先の組織を、受け入れ側の組織と呼びます。

組織が統合されると、すべてのユーザー、チケット、ドメインが1つの組織(受け入れ側の組織)に統合されます。統合される組織は、統合の完了後に削除されます。組織の統合に関するすべての変更は、監査ログに記録されます。さらに、統合に含まれるチケットは、そのチケットのイベントログに変更が表示されます。

基本事項

組織の統合を始める前に、次の重要な事実を理解しておいてください。

  • 組織の統合は確定的なものであり、元に戻せません。組織の統合がすでに進行中の場合、元に戻したり、更新、やり直しを行うことはできません。
  • 別の組織に統合される組織(統合される組織)は、統合が完了すると削除されます。
  • 組織を統合できるのは管理者のみです。
  • 統合中は、統合される組織を編集または削除することはできません。ドメインを除き、受け入れ側の組織は統合中も編集できます。
  • 組織の値をチェックまたは設定するビジネスルールは、組織を統合すると機能しなくなる可能性があります。トリガ、自動化、マクロ、ビュー、SLAは見直しが必要になります。
  • 組織を参照するルックアップリレーションシップフィールドも、組織を統合すると参照関係が壊れる可能性があります。統合される組織への参照は、統合化の間に、受け入れ側の組織への参照に更新されることはありません。

注意事項と制限事項

組織の統合を決定する前に、以下を検討してください。「組織データの統合」を参照してください。

  • 統合の対象となるには、統合される組織のチケット数が10,000枚以下、ユーザー数が10,000人以下でなければなりません。この制限を超えると、統合はブロックされます。
  • 統合されたチケットのグループ割り当ては、受け入れ側の組織には適用されません。ただし、受け入れ側の組織のグループ割り当てが、チケットの次回更新時に適用されます。また、すべての新しいチケットにも適用されます。その結果、チケットが予期せぬグループに割り当てられることがあります。
  • ユーザーは複数の組織に所属できますが、デフォルトの組織は1つだけです。ユーザーのデフォルトの組織が別の組織に統合された場合、そのデフォルトの組織は変更されます。統合される組織がデフォルトの組織でない場合、デフォルトは変更されず、メンバーシップのみが更新されます。
  • エンドユーザーは、新しいリクエストを送信したり、リクエストを更新したり、オープンのリクエストを見たりしても、自分のプロフィールに統合された組織が表示されることはありません。ただし、エンドユーザーが別の組織に統合された組織の一員であった場合、Guideのプロフィールにログインすると、受け入れ側の組織の詳細が表示されます。
  • 組織の統合が進行中、正常に完了しても失敗しても、通知は表示されません。詳細や結果についてには、監査ログを確認してください。

組織の統合

組織を統合するには、管理者である必要があります。

重要:統合は、開始した後に取り消すことはできません。正しい組織を選択するように注意してください。

ある組織を別の組織に統合するには

  1. Supportで、サイドバーの組織アイコン()をクリックします。
  2. 統合する組織を見つけ、名前をクリックします。
  3. ページの右上にあるドロップダウンアイコンをクリックし、「別の組織に統合」を選択します。
  4. 受け入れ側の組織の名前を入力し、リストから組織を選択します。「次へ」をクリックします。

  5. グループマッピングまたは共有権限が異なる2つの組織を選択すると、警告が表示されます。先へ進むには、「統合を続行」をクリックします。
  6. 統合の内容が正しいことを概要で確認し、「同意して統合」をクリックします。
    メモ:組織のチケットアクセス権限が異なる場合は、確認メッセージに警告が表示されます。そのまま統合を進めた場合、意図しないエンドユーザーにチケットが公開される可能性があります。

    この操作は取り消しできません。

    統合が完了すると、すべての変更が監査ログに記録されます。さらに、統合に含まれるチケットは、そのチケットのイベントログに変更が表示されます。

組織データの統合

2つの組織が統合されると、統合された組織は、オープンチケット、ユーザー、およびドメイン以外のすべてのデータを失います。次の表に、統合後に組織のデータと設定がどのように扱われるかを詳しく示します。

組織データ 統合結果
チケット アーカイブ済みチケットや終了チケットを含む、統合される組織のすべてのチケットが、受け入れ側の組織に統合されます。
統合に含まれるチケット(アーカイブ済みや終了したチケットを含む)のチケットイベントログには、組織が更新されたことが記録されます。
ユーザー 統合される組織のユーザーはすべて、受け入れ側の組織に統合されます。
ドメイン 統合される組織のドメインは、受け入れ側の組織に追加されます。
タグ 統合される組織のタグは保持されません。
メモ 統合される組織のメモは保持されません。
詳細 統合される組織の詳細は保持されません。
カスタム組織フィールド 統合される組織のカスタムフィールドは保持されません。
外部ID 統合される組織の外部IDは保持されません。
グループマッピング 統合される組織のグループマッピングは保持されません。
組織の共有設定 統合される組織の共有設定は保持されません。
関連レコード 統合される組織の関連レコードは保持されません。
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