Exploreは、チケット、ヘルプセンターのページビューやコール、チャットなどのデータに関するレポーティングに最適ですが、アカウントに関連するユーザーや組織のデータについてのレポーティングにも利用できます。「Support:チケット」データセットには、ユーザーや組織などのレポーティングに使用できるさまざまなのメトリックや属性が含まれています。レポート対象となるデータについては、「Zendesk Supportのメトリックと属性」を参照してください。
メモ:ユーザーや組織は、サポートチケットが関連付けられていなくても、これらのレポート対象となります。
この記事では、手始めに次の2つのシンプルで便利なレポートの作成方法を紹介します。
自分のZendeskアカウントに関連付けられている各組織のユーザー数を表示する
チケット組織とは、「VIP顧客」や「ベータテスト」など、ユーザーを振り分けるために作成するグループです。この例では、すべての組織と、各組織に割り当てられているユーザー数を表示するレポートを作成します。
メモ:カスタム組織フィールドについてレポートする場合、Exploreは常にチケットリクエスタの最初の組織またはデフォルトの組織(「リクエスタの組織名」)を参照し、「チケットの組織名」フィールドは参照しません。ユーザーが複数の組織に追加されている場合や、「チケットの組織名」が「リクエスタの組織名」と異なる場合、レポート内のカスタム組織フィールドに、レポート対象のチケットの組織が正しく反映されない可能性があります。たとえば、リクエスタが「組織A」(デフォルト)と「組織B」に割り当てられていて、チケットの組織が「組織B」に設定されている場合、カスタムチケットの組織をレポートするExploreのレポートは「組織A」(デフォルト)を返します。
自分のアカウントに関連する組織を表示するには
- Exploreで、レポートアイコン()をクリックします。
- レポートライブラリで、「新規レポート」をクリックします。
- 「データセットを選択」ページで、「Support」>「Support - チケット」をクリックし、「レポートを開始」をクリックします。レポートビルダーが開きます。
- 次に、メトリック(測定する値)を追加します(ここでは、自分のアカウントに関連付けられた組織の数)。「メトリック」パネルで、「追加」をクリックします。
- メトリックのリストから「ユーザーと組織」>「ユーザー」を選択し、「適用」をクリックします。Exploreにアカウント内のユーザー数が表示されます。
- このデータをスライスして各組織の名前を表示します。「行」パネルで、「追加」をクリックします。
- 属性のリストから「チケット組織」>「リクエスタの組織名」を選択し、「適用」をクリックします。Exploreに、すべての組織のリストと各組織のユーザー数が表示されます。表の上部に空白の行がある場合は、組織に割り当てられていないユーザーがいることを示しています。この行を削除するには、「リクエスタの組織名」属性をクリックし、NULL値を除外します。
チケット組織の詳細については、「チケットとユーザーの整理」を参照してください。
その他のアイデア
ここまでは簡単な例でしたが、レポートをより便利にするために、さらに属性を追加してみましょう。以下はその例です。
- 属性「リクエスタの組織のドメイン」を追加すると、各組織に関連付けられているドメインを確認できます。
- 属性「リクエスタの組織のステータス」を追加すると、現在アクティブになっている組織を確認できます。
自分のZendeskアカウントに関連付けられているユーザーを表示する
このレポートは、Zendeskアカウントに関連付けられているすべてのユーザーとエージェント、およびそのユーザーが行ったチケットリクエストの数を確認できる役に立つレポートです。
自分のZendeskアカウントに関連するユーザーとそのチケットリクエストを表示するには
- Exploreで、レポートアイコン()をクリックします。
- レポートライブラリで、「新規レポート」をクリックします。
- 「データセットを選択」ページで、「Support」>「Support - チケット」をクリックし、「レポートを開始」をクリックします。レポートビルダーが開きます。
- 次に、メトリック(測定する値)を追加します(ここでは、自分のアカウントに関連付けられた組織の数)。「メトリック」パネルで、「追加」をクリックします。
- メトリックのリストから「ユーザーと組織」>「ユーザー」を選択し、「適用」をクリックします。アカウントに関連付けられているユーザーの総数が表示されます。
- 次に、ユーザー名とそのZendeskロールをレポートに追加します。「行」パネルで、「追加」をクリックします。
- 属性のリストから、「リクエスタ/ユーザー」>「リクエスタの名前」と「リクエスタのロール」を選択し、「適用」をクリックします。アカウント内のすべてのユーザーとそのロールのリストが表示されます。
Exploreでレポートできるメトリックや属性は何百種類もあります。これらを使用したレポートの例については「Zendesk Supportのメトリックと属性」を参照してください。
次のステップ
Exploreのレシピ集では、実際のシナリオのレポーティングにExploreを使用した素晴らしい例がたくさん紹介されています。以下に、ユーザーや組織に関する情報をレポートするのに役立つ例へのリンクを示します。