カスタマーは、解決したチケットを評価することによって、Zendesk Supportの機能についての評価をフィードバックすることができます。Zendesk Supportでカスタマー満足度評価(CSAT)を有効にすると、チケットのステータスが「解決済み」に設定されてから24時間後に、受けたサポートについて簡単な評価を求める以下のような通知がエンドユーザーに送られます。
このアンケートは、プラス評価またはマイナス評価という基本的なデータを収集する一方、回答率ができるだけ高くなるよう、すばやく簡単に回答できるように設計されています。エンドユーザーは、必要に応じて、コメントを自由に記入できます。
Zendesk SupportでCSATを有効にすると、メッセージングでもCSATが有効になります。詳しくは「メッセージングでのCSAT評価」を参照してさい。
この記事では、次のトピックについて説明します。
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CSATエンドユーザーのエクスペリエンスを確認する
チケットを評価する際に、エンドユーザーは必ずしもログインする必要はありません。エンドユーザーがCSATアンケートの依頼メールを受け取った場合、ログインしなくても、そのメールから直接、エージェントのサポート対応の評価をすることができます。アンケートメールの回答リンクをクリックすると、選択したエンドユーザーの評価が保存されてチケットが開かれ、必要に応じて評価に関するコメントを追記することができます。
メールリンク経由で送信されたエンドユーザーの最初の評価は、ユーザーの「目的」として最大1時間保存されます。 この1時間内に、ユーザーは自分のチケットを確認し、評価に関するコメントを書くことができます。
その後、ユーザーによる対応に応じて次のような結果になります。
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ユーザーが1時間以内にさらなる情報を送信しなかった場合、1時間が経過した後に、ユーザーの目的が評価として記録されます。このシナリオでは、ユーザーがメールの評価をクリックしてから評価が記録されるまで、最大で1時間の遅延が生じます。
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ユーザーが評価に関する詳細情報をチケットに追加した場合、チケットを送信するとすぐに評価とコメントが記録されます。
このチケットの例で、「満足」ボタンが青くなっているのは、アンケートメールで「満足」リンクをエンドユーザーがクリックしたことを表しています。コメントは任意で追加できます。また、評価を変更することもできます。
満足度の理由を有効にしている場合、「悪い、不満」を選択したエンドユーザーには、否定的な評価の理由を選択するドロップダウンメニューが表示されます。
理由の選択は任意なので、選択せずにスキップすることもできます。詳しくは「満足度の理由の使用」を参照してください。
ヘルプセンターにログインしたエンドユーザーも、そこでチケットを評価することができます。ヘルプセンターでは、チケットの満足度評価が自動化またはトリガによって「提供済み」に設定されているチケットの場合にのみ、評価を求めるダイアログが表示されます(「CSATアンケートの依頼が送信されるしくみ」を参照)。ヘルプセンターを通じて送信された評価は直ちに記録されます。
エンドユーザーは、メールで送信されたリンクを再度クリックするか、ヘルプセンターの「マイアクティビティ」ページでチケットにアクセスし、返信を再送信することで、評価を変更できます。チケットが「終了」になるまでは、評価を変更することができます。ヘルプセンターでチケットを表示する方法については、「サポートリクエストを追跡する」を参照してください。
- エンドユーザーは、アンケートの依頼を受け取らないようオプトアウトすることはできません。
- 満足度評価はカスタマーごとではなく、チケットごとに行われます。エンドユーザーは、チケットが解決されるたびにアンケートの依頼を受け取ります。
- チケットが「終了」状態に設定されると、一時的なURLは機能しなくなります。ユーザーは汎用ページにリダイレクトされます。
エンドユーザーが満足度評価の依頼をいつ、どのような方法で受け取るかは、カスタマイズできます。依頼メールを送信するタイミングは、デフォルトで24時間後ですが、変更することもできます。また、あらためて依頼メールを送るかわりに、エージェントがチケットのステータスを「解決済み」に変更したときにカスタマーに送られるメールに、アンケート依頼を追加することもできます。ビジネスルールを使用して、アンケートの依頼を生成するチケットの取捨選択を行うようにすることができます。チケットが解決する前に満足度アンケートを送付する場合、エンドユーザーのアンケートへのアクセスにはサインインが必要です。
CSATアンケートの依頼が送信されるしくみ
カスタマー満足度評価を有効にした場合(「CSATの有効化と使用」を参照)、「カスタマー満足度の評価」という名前の自動化が生成され、Zendesk Supportに追加されます。この自動化は、チケットが解決されてから24時間後にアンケート依頼のメールをチケットリクエスタに送信します。この自動化はカスタマイズできます。
Hello {{ticket.requester.name}}, We'd love to hear what you think of our customer service. Please take a moment to answer one simple question below: {{satisfaction.rating_section}} Here's a reminder of what your ticket was about: {{ticket.comments_formatted}}
カスタマーはこのメールを受け取ると、「満足」または「不満」リンクのどちらかをクリックし、前述の手順に従って操作します。
この自動化について詳しくは、「カスタマー満足度評価リクエストの自動化の概要」を参照してください。
エージェントがカスタマー満足度のフィードバックを受け取るしくみ
エージェントのカスタマー満足度評価の結果は、エージェントのダッシュボードと、「最近7日間の評価済みチケット」というビューに表示されます。
エージェントは、ダッシュボードで(サイドバーのホームアイコン()をクリックすると)、今週の満足チケットと不満チケットの数を確認することができます。また、今日までの過去60日間のZendesk Supportの全エージェント(自分も含む)に対する満足度評価も確認できます。
総合的な満足度評価の算出には、次のシンプルな公式を使用します。
つまり、スコアは、過去60日間のプラス評価の合計の平均値となります。90%のスコアを付けられたエージェントは、過去60日間に受け取った評価の90%がプラス評価であったことを示しています。
エージェント、グループ、アカウントにはそれぞれ、スコアが付けられます。アカウントの総合スコアは、Zendesk Support内のすべてのエージェントの平均値となります(上の例では95%)。2つの評価は、エージェント個人のパフォーマンスと、エージェント全体の平均的なパフォーマンスに関するフィードバックを提供するものです。
ビュー(「最近7日間の評価済みチケット」)は評価状況を簡単に示すもので、「満足度」列に「満足」と「不満」の両方の評価が表示されています。このビューを複製して編集することもできますが、独自のものをいちから作成することもできます。このビューはデフォルトで無効になっています。
- エージェントはチケットを評価できません。
- すべてのエージェントについて、本人のダッシュボードに本人に関する評価が表示されます。この機能は、アカウントレベルで有効化され、Zendeskアカウント内のすべてのエージェントに適用されます。割り当てられているチケットに関する評価を受ける際に、エージェントを個別に指定して除外することはできません。
さらに、エージェントが評価を変えることはできません。すべての評価が表示されます。
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