コンテンツタグは、記事またはコミュニティの投稿に追加できる単語または短い語句で、異なるタイプのコンテンツをグループ化して結び付け、ユーザーがヘルプセンター全体で関連コンテンツをすばやく見つけられるようにするものです。記事の設定を使って個々の記事にコンテンツタグを追加したり、コンテンツタグ管理ページで一括してコンテンツタグを作成して記事に追加したり、または既存のコンテンツタグを統合したりすることができます。ただし、コンテンツタグを一括して追加することはできません。
検索の関連性を高め、検索キーワードとして使用されるラベルとは異なり、コンテンツタグは検索対象になるものではなく、検索の関連性を高めるものでもありません。その代わり、コンテンツタグは、コンテンツ作成者が、異なるセクション、トピック、コンテンツタイプにまたがる関連コンテンツのコレクションを手動で作成できるようにします。エンドユーザーが記事や投稿に表示されているコンテンツタグをクリックすると、そのコンテンツコレクションの検索ページが表示されます。各コレクション内のリンクをクリックして、コンテンツ階層に関係なく、ヘルプセンターで必要な情報をすばやく見つけることができます。
コンテンツタグを使用するには、最新のCopenhagenテーマをダウンロードするか、コンテンツタグが有効になるようにカスタムテーマを編集する必要があります。詳しくは「コンテンツタグの初めての使い方」を参照してください。
コンテンツタグ機能の概要
説明的な語句から成るコンテンツタグは、記事や投稿に割り当てたり、共通の属性でグループ化したりすることができます。コンテンツタグを記事やコミュニティの投稿に追加すると、タグが記事や投稿の下部にある「関連するタグ」のセクションに表示されます。ユーザーがこのタグをクリックすると検索結果ページが開かれ、ヘルプセンター内の同じタグを持つ他のすべてのコンテンツがリスト表示されます。1つの記事につき最大25個のコンテンツタグを使用することができます(ヘルプセンターに関するGuide製品の制限事項を参照)。
たとえば、次の画像の記事は、3つのコンテンツタグ(federated search、API、search crawler)が割り当てられています。
記事がアップロードされると、コンテンツタグは、記事内の「関連するタグ」セクションにクリック可能なリンクとして表示されます。
ユーザーがコンテンツタグをクリックすると検索結果ページが開かれ、ヘルプセンター内の同じタグを持つ他のすべてのコンテンツがリスト表示されます。
複数ブランドのヘルプセンターにおけるコンテンツタグ
コンテンツタグは、アカウントレベルで作成および維持管理されます。つまり、複数のヘルプセンターブランドを持っている場合、コンテンツタグを1か所で作成し、すべてのヘルプセンターの記事で使用することができます。ただし、エンドユーザーがさまざまなブランドでこれらのコンテンツタグを表示する方法は、プランによって異なります。
Guide Professionalおよびそれ以下
ProfessionalプランまたはGrowthプランで作成されたヘルプセンターは、1つのブランド内でコンテンツタグを共有する記事のみを表示します。
たとえば、アカウントに「Getting Started」コンテンツタグを構成し、両方のヘルプセンターブランドで基本の使い方に関する記事すべてに使用するとします。このタグは、両方のヘルプセンターブランド内の基本の使い方に関する記事に適用できます。ただし、エンドユーザーに表示されるのは、エンドユーザーがその時点で閲覧中のヘルプセンターブランドのタグ付き記事のみです。
Guide Enterprise
コンテンツタグの検索の動作はヘルプセンターの検索と一致するため、使用できる機能はプランによって異なります。具体的には、複数ブランド検索はGuide Enterpriseでのみ利用可能であるため、ブランド間のコンテンツタグ検索もEnterpriseプランでのみ利用可能です。
先ほどの例を見てみましょう。Enterpriseプランでは、アカウントに「Getting Started」コンテンツタグを構成し、ヘルプセンターの両方のブランドを横断して、基本の使い方に関する記事すべてに適用することができます。コンテンツのタグが正しく設定されたら、ユーザーが1つまたは複数のヘルプセンターを横断して検索できるように、検索設定を構成する必要があります。検索結果にどのヘルプセンターを含めるか、また、それらのヘルプセンターのコミュニティコンテンツを含めるかどうかを決めることができます。詳しくは「複数ヘルプセンターの検索」および「複数のヘルプセンターをまたぐ検索の有効化」を参照してください。
複数のヘルプセンターの検索結果を表示できるように検索設定を構成した場合、ユーザーがコンテンツタグを選択すると、そのタグを持つ両方のヘルプセンターの記事が表示されます。ユーザーが両方のブランドを横断して検索結果を表示することを許可しない場合は、すべての記事に同じタグを付けても問題ありません。ユーザーは引き続き、現在閲覧中のブランド内の記事のみを表示できます
コンテンツタグの初めての使い方
コンテンツタグを使用したことがない場合、始める前に考慮すべき点と、テーマを変更する可能性がある点について説明します。
- (必要な場合)最新のCopenhagenテーマをダウンロードするか、カスタムテーマを変更してコンテンツタグを有効にする。コンテンツタグは、2022年10月19日以降、デフォルトで標準テーマとカスタマイズされたテーマに提供されています。ヘルプセンターが2022年10月19日以前に作成され、カスタマイズテーマを使用している場合、コンテンツタグを使用するためにカスタムテーマに変更を加える必要があります。
- コミュニティのコンテンツタグを有効にする。デフォルトでは、コミュニティ投稿のコンテンツタグは無効になっており、エンドユーザーが投稿にコンテンツタグを追加することはできません。コンテンツタグが投稿や記事に適用されている場合、エンドユーザーは公開されたコンテンツにそれらのタグを表示したりクリックしたりすることはできますが、タグを追加することはできません。コミュニティ投稿のコンテンツタグを有効にすると、エンドユーザーはアプリケーションで任意のコンテンツタグを表示し、そのコミュニティ投稿に適用することができます。コミュニティコンテンツでコンテンツタグを有効にする前に、定義したコンテンツタグをすべてのコミュニティユーザーが表示および使用することを許可することを確認してください。エンドユーザーが投稿にコンテンツタグを適用できるようにするには、「ユーザーがコミュニティ投稿にコンテンツタグを追加できるようにする方法」を参照してください。
- コンテンツタグを作成、追加、および削除する権限を持っているメンバーを把握する。Guide管理者と記事の作成者は、記事でコンテンツタグを作成できます。コミュニティ投稿でコンテンツタグを作成できるのは、Guide管理者とエージェントのみです。
コンテンツタグを使うためのベストプラクティス
以下のベストプラクティスは、エンドユーザーエのクスペリエンスを効率化するためにコンテンツタグを最大限に活用する方法について説明しています。
- 名前の付け方:記事や投稿を書くときは、その記事や投稿にどのようなメインアイディア、コンセプト、機能や製品を含めるのかを考えてみます。コンテンツタグは、検索を簡略化することを目的としているので、タグを作成するときは、タグの名前が他の人に理解され、再利用されるかどうかを検討してみてください。また、名前を短くすることも効果的です。コンテンツタグは大文字と小文字を区別しないので、「test」というタイトルのコンテンツタグがある場合、新しいタグに「TEST」という名前を付けることはできません。
- コンテンツタグを制限する:1つの記事や投稿に最大25個のタグを追加することができますが、使用するコンテンツタグは5~7個にとどめましょう。コンテンツタグの目的は、ヘルプセンターとコミュニティに関連するコンテンツを表示することです。コンテンツタグが多すぎると、記事や投稿が乱雑になり、使いづらくなります。
- タグを最新の状態に保つ:時折りコンテンツタグを見直し、スペルや文法の間違い、重複、使用頻度の低さなどを確認します。タグの名前を変更することで、間違いを簡単に修正することができます。使用頻度の低いタグについては、その名前に意味があり、他のユーザーに理解されているかどうかを確認することが重要です。この場合、名前を変更したり、コンテンツタグを削除することも検討しましょう。
- コンテンツタグを統合する:タグ名の誤りを解決したり、重複するタグを削除するには、コンテンツタグを統合する必要があります。たとえば、「content tag」と「content_tag」という名前の2つのコンテンツタグがある場合、誤ったタグを正しいタグにまとめることができます。タグを統合すると、統合元のタグに関連するコンテンツが、統合先のタグに追加されます。その後、統合元のタグはアカウントから削除されます。詳しくは「コンテンツタグの管理」を参照してください。