アドオン | 高度なデータプライバシーとデータ保護(ADPP) |
検証済みのAI要約◀▼
「高度なデータプライバシーとデータ保護」アドオンは、アクセスログ、高度な暗号化、データ保持ポリシーなどの機能により、セキュリティを強化します。このアドオンは、墨消しの提案や自動墨消し(電話の会話ログも対象)を通じて、機密情報の管理をサポートします。より高度なデータセキュリティが必要な場合に最適で、Suite EnterpriseプランとSupport Enterpriseプランでご利用いただけます。
「高度なデータプライバシーとデータ保護」アドオンは、Zendesk Suiteの既存のセキュリティ機能を拡張する機能です。Suite Enterprise以上のプランとSupport Enterpriseプランでご利用いただけます。
この記事では、「高度なデータプライバシーとデータ保護」アドオンに関する以下のトピックについて説明します。
概要
「高度なデータプライバシーとデータ保護」アドオンは、Zendeskに標準搭載されているセキュリティ機能をさらに強化し、特に高度なデータ保護を求めるお客様向けのオプションです。
「高度なデータプライバシーとデータ保護」アドオンの詳細については、以下のビデオをご覧ください。
高度なデータプライバシーとデータ保護(1:17)
機能と動作
このアドオンで最初に提供されるのは、アクセスログ、高度なデータ保持ポリシー、墨消しの提案、およびコールの会話ログの自動墨消しなどの機能です。今後のリリースで他の機能が追加される予定です。
アクセスログ
アクセスログは、Zendeskアカウントのデータセキュリティと管理制御を強化します。アクセスログを使用して、チケット、ユーザープロフィール、および検索に関連するアカウントのアクセスイベントを表示またはエクスポートします。アクセスされたURLから、どのコンテンツが閲覧されたかを把握できます。
アクセスログは現在、APIおよび管理センターから入手できます。
アクセスログ:
- チケット、ユーザープロフィール、検索に関連するアカウントの90日以内のアクセスイベントのログを作成します。
- 適切なエージェントが適切なデータを閲覧しているかどうかを可視化することで、データのプライバシーのコンプライアンスをサポートします。
- 個人情報や機密情報の検索を繰り返すような不審な行動を特定することで、セキュリティリスクへのプロアクティブな対処をサポートします。
詳細については、「アクセスログを使用したエージェントのアクティビティの監視」を参照してください。
高度な暗号化
高度な暗号化機能では、企業独自の鍵管理サービス(KMS)を使用してサービスデータを暗号化できます。これにより、Zendeskに保存される機密情報の安全性を確保し、許可されていない第三者がアクセスできないようにします。
高度な暗号化:
- 独自の暗号化キーを管理することで、セキュリティとコンプライアンスを向上させ、アクセス制御を完全に管理できるようになります。
- AWS KMS、Azure Key Vault、Google Cloud KMS、Thales CipherTrust Manager(EUベースのKMS、ヨーロッパ企業が運用・管理)といった業界をリードする鍵管理システム(KMS)と互換性があります。
- Zendeskアカウント内の新規ユーザーおよび既存ユーザーの暗号化と、データの保管をサポートします。
詳細については、「高度な暗号化について」を参照してください。
高度なデータ保持ポリシー
高度なデータ保持ポリシーに従って、保持するデータを制限します。管理者と権限のあるカスタムロールのエージェントは、チケットまたはエンドユーザーの削除条件を設定して削除スケジュールを作成できます。削除スケジュールをアクティブにすると、スケジュールどおりに、設定した条件に一致するチケットまたはエンドユーザーを検索して削除します。
高度なデータ保持ポリシー:
- ビジネスに不要なデータを削除し、必要なデータを保持することで、データ保持法のコンプライアンスをサポートします。
- データの種類やコンプライアンス要件に合わせて、複数の削除スケジュールを定義できます。
- データを削除して容量を確保することで、アカウントのデータストレージの管理に役立ちます。
詳細については、「チケット削除スケジュールの作成」および「エンドユーザー削除スケジュールの作成」を参照してください。
墨消しの提案
適切な権限を持つエージェントに対して、チケット内の特定のタイプの個人情報(PII)を自動的にハイライトします。エージェントはハイライトされたPIIをクリックし、素早く墨消しすることができます。この処理により、個人情報がZendeskに保管されないようにします。
墨消しの提案:
- チケット内のエージェントに対して、どのタイプのPIIを自動的にハイライトするかを設定できます。
- 特定されたPIIをハイライトすることで、編集を必要とする情報をエージェントがすばやく確認できるようにします。
- チケットコメント内で特定されたPIIの一部または全体をエージェントが迅速に墨消しできるようにします。
詳しくは「墨消しする機密情報の自動検出」を参照してください。
自動墨消し
墨消しの提案がオンになっている場合、チケットコメントから検出された機密情報を自動的に削除するトリガを作成します。これにより、チケット処理中にPIIを特定して墨消しするための時間を、大幅に短縮または省略できます。
自動墨消し:
- 大量のPIIの消去を自動化。
- 管理者がZendesk内のPII保護を完全にコントロール可能。
- 特定のブランドやチケットのステータスなどのトリガ条件に基づいて、PIIを自動的に墨消しする。
詳しくは「トリガを使ったチケット内の機密情報の自動墨消し」を参照してください。
電話の会話ログの自動墨消し
Zendeskのユーザーは、コール録音の会話ログからPIIの個人情報やPCI(クレジットカード業界)のカード情報を自動墨消しできます。
- 電話の会話ログのPII墨消しの設定により、名前、所在地、社会保障番号などのPIIデータを自動的に墨消しします。
- PCI墨消しの設定を使用すると、コールの会話ログからカード番号、有効期限、CVVコードなどの機密性の高いクレジットカード情報を墨消しできます。
詳しくは「Zendeskのコールの会話ログとコール概要に関するFAQ」をご覧ください。
利用するメリット
Zendeskは、すべてのお客様に高度なセキュリティを提供するために取り組んでいます。「高度なデータプライバシーとデータ保護」アドオンは、より高度なデータセキュリティとコンプライアンス要件が必要なお客様のために、セキュリティレベルをさらに強化します。さまざまなセキュリティやコンプライアンスの要件に対応します。
利用要件
以下の表は、「高度なデータプライバシーとデータ保護」アドオンを使用するための要件とその付属機能をまとめたものです。
利用可能な機能 | 要件の種類 | 詳細な要件 |
---|---|---|
アクセスログ | プランの種類 |
Suite Enterprise以上 Support Enterprise以上 (旧バージョンのプランは対象外) |
権限 | 管理者 APIを使用するには、一般的にある程度の開発経験が求められます。「CSVファイルへのアクセスログのエクスポート」の説明にあるように、データにアクセスし、エクスポートし、フォーマットするには、自社の開発者などの技術担当者の協力を得る必要があります。 |
|
高度なデータ保持ポリシー | プランの種類 |
Suite Enterprise以上 Support Enterprise以上 (旧バージョンのプランは対象外) |
権限 | 管理者とカスタムロールのエージェント | |
高度な暗号化 | プランの種類 |
Suite Enterprise以上 Support Enterprise以上 (旧バージョンのプランは対象外) |
権限 | 管理者 | |
墨消しの提案 | プランの種類 |
Suite Enterprise以上 Support Enterprise以上(旧バージョンのプランは対象外) |
権限 | 管理者およびチケットコンテンツの墨消し権限のあるカスタムロールのエージェント | |
自動墨消し | プランの種類 |
Suite Enterprise以上 Support Enterprise以上(旧バージョンのプランは対象外) |
権限 | トリガを管理できるのは、管理者と、権限のあるカスタムロールのエージェントだけです。 | |
電話の会話ログの自動墨消し | プランの種類 |
Suite Enterprise以上 Support Enterprise以上(旧バージョンのプランは対象外) |
権限 | Talkの管理者とチームリーダーは、管理センターの「設定」ページで会話ログの墨消しを有効にすることができます。 |
入手方法
「高度なデータプライバシーとデータ保護」アドオンの利用を開始するには、「「高度なデータプライバシーとデータ保護」アドオンの購入」を参照するか、またはZendeskのアカウント担当者にお問い合わせください。
関連情報
データ保護の詳細については、Zendesk Webサイトの「高度なデータプライバシーとデータ保護」を参照してください。
4件のコメント
Yavor Ivanov
Redaction suggestions should not be part of an addon in my opinion. Some of the features listed above are more quality of life and don't make much sense to be part of an addon. Please consider bundling them more appropriate with enterprise or even other tiers.
0
Tom J
+1 can't believe this is a paid add on and not included in Suite enterprise
4
Tobias Hermanns
+1 this is default feature, why Add On?
4
Nelly Violette
It should be included in the package Suite enterprise. Otherwise it is not a suite anylonger
8
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