アカウントからエンドユーザーへの通知の送信には、主にチケットトリガが使われます。また、自動化やその他のビジネスルールが使われることもあります。エンドユーザーへの通知は、メール、テキストメッセージ、X(旧Twitter)への投稿を通じて送信できます。これらのチャネルのうち、コンテンツの書式設定ができるのはメールだけです。テキストメッセージとXの投稿はプレーンテキストになります。
メール通知の書式設定を行う際は、次に挙げる2つのポイントを考慮する必要があります。
- HTMLテンプレート:メールのHTMLテンプレートは、メール通知の書面のデザインと構成全体を制御します。詳しくは「メール通知用のテンプレートのカスタマイズ」を参照してください。
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通知の本文:通知の本文は、メールテンプレートの
{{content}}
プレースホルダ内に挿入されるテキストです。この挿入テキストは、プレーンテキストでも書式設定されたものでもよく、トリガの通知アクションの中で定義されます。
この記事では、メール通知のコンテンツに適用する以下の書式設定オプションと注意点について説明します。
HTMLを使ってメール通知のコンテンツを書式設定する
HTMLタグを使用して、チケットトリガやその他のビジネスルール経由で送られるメール通知の本文を書式設定できます。ただし、これを行う場合、注意すべき点がいくつかあります。
- チケットトリガで指定したメール通知のコンテンツは、メールテンプレートの
{{content}}
プレースホルダに挿入されます。トリガ通知アクションに入力するコンテンツが、メールテンプレートのコンテンツと互換性があることを確認する必要があります。 - HTMLのレンダリングはメールクライアントやWebブラウザによって異なります。一貫性のある体験を提供し、スパム扱いされるなどの課題を軽減するために、この「HTMLメールのカスタマイズガイドライン」の指示に従ってください。
- トリガによってはHTMLの圧縮が必要になる場合があります。そのときには、Text Fixerなどの圧縮ツールを使うことができます。
- カスタマーにメールで送信されるコンテンツ内に不必要な空白やスペースが見られる場合は、改行などの不要な文字をすべて削除してください。
- チケットトリガのメール通知アクションの本文に動的コンテンツを使用する場合、HTMLは使用できません。
リキッドマークアップを使ってメール通知のコンテンツを書式設定する
リキッドはHTMLをレンダリングするためのテンプレート言語です。そのメカニズムによって、プレースホルダを使用するメール通知にデータを自動的に配置させることができます。プレースホルダの書式設定だけでなく、リキッドを使用して、if/else文、case文、変数割り当てなど、通知内のコンテンツの表現について、簡単なプログラミングロジックを作成することもできます。
リキッドマークアップの詳細と使用例については、「リキッドマークアップとZendesk Supportについて」を参照してください。