メールシーケンスを設定し、メールを一定の間隔でリード(見込み)と取引先に自動送信することで、カスタマーとのエンゲージメントが可能になります。シーケンスとは、営業担当が新しいリードと取引先にコンタクトするタイミングと方法を指定する一連のアクションです。
シーケンスメールは、テンプレートを使用して作成されます。そのため、シーケンスメールを設定する前に、リードや取引先に送信するための適切なメールのテンプレートをいくつか指定しておく必要があります。
Sellでメールシーケンスを設定するには、管理者権限が必要です。
関連記事:
メールシーケンスを作成する
メールシーケンスを使用するには、コンタクトの頻度や、対応のタイプなどの関係するステップ(自動化されたメールやタスクのステップなど)を指定する必要があります。また、シーケンスのステップの各タスクに名前を付けることができます。タスクの名前は、「取引先に電話する」、「フォローアップメールを送る」、「LinkedInでつながる」といった具体的なものでも、「リードを調査する」のような包括的なものでもかまいません。
タスクを含むステップでは、前のステップのタスクが完了したとマークされると、シーケンスは自動的に次のステップに進みます。
メールシーケンスを設定するには
- サイドバーで、設定アイコン()をクリックし、「ビジネスルール」>「シーケンス」をクリックします。
設定済みの既存のリードシーケンスがすべて表示されます。
- 「シーケンスを追加」をクリックします。
- 新しいリードシーケンスまたは取引先シーケンスに名前を付けます。
メモ:営業担当がリードまたは取引先を追加するときに適切なメールシーケンスを見つけやすくするために、シーケンスの用途がすぐ分かる名前を付けてください。
- シーケンスでのメール送信について、あらかじめ定義されているルールは以下のとおりです。
- リードやコンタクトをシーケンスに登録することは、どのユーザーでも可能です。
- メールは、リードや取引先を登録したユーザーの名前でリードに送信されます。
- メールは平日(月曜日~金曜日)に送信され、週末(土曜日と日曜日)には送信されません。
- リードや取引先がメールに返信するか、リードが取引先に変換されると、シーケンスは停止し、リードや取引先はそれ以上メールを受け取らなくなります。
- 「ステップを追加」をクリックします。
自動メールは、ステップで定義した順序で送信されます(ただし、シーケンスを保存する前にステップの順序を変更することができます)。
- このステップで使用するメールテンプレートを選択するか、新しいテンプレートを作成します。
- このメールをいつ配信するかを指定します。
最初のステップとして、リードまたは取引先がシーケンスに登録されるとすぐにメールが配信されるように、メールをただちに送信することができます。フォローアップステップの場合は、待機時間を指定します。
ただし、最初のステップはシーケンスによって異なるため、登録時にすぐに実行する必要はありません。リードまたは取引先がシーケンスに登録されるとすぐに最初のアクションが開始され、次回のステップは設定された頻度で正確に実行されます。たとえば、1日後に配信するように設定した場合、2番目のステップは最初のステップの24時間後に配信されます。メモ:タスクの待機時間は平日(月~金)で指定します。週末(土日)は待機時間を計算する際に無視されるためです。また、ステップ内のタスクを完了する時間やメールが送信される時間を時間単位で設定することもできます。 - (オプション:受信登録解除リンクをメールに追加する)メールがスパムと誤判定されてしまわないように、メールシーケンスなどの自動化されたコミュニケーションには受信登録解除リンクを含めることをお勧めします。国や地域によっては、受信登録解除リンクを含めることが法律で義務付けられています。受信登録解除リンクを含めるには、次の手順に従います。
- 「このシーケンスのすべてのメールに受信登録解除リンクを追加します」チェックボックスを選択します。
- 「受信登録解除リンクの言語」ドロップダウンメニューをクリックして、メッセージの受信登録を解除する際に使用する言語を選択します。
受信登録解除リンクは、選択された言語で、シーケンスから送信される各メールの下部に追加されます。
メモ:メール内の受信登録解除リンクはユーザーのみがクリックできるようにするとよいでしょう。そうしないと、リードや取引先の受信登録まで解除されてしまう恐れがあります。メール受信者が「受信登録解除」をクリックすると、受信登録解除の確認メッセージが表示され、その受信者は現在進行中のシーケンスと今後のシーケンスから除外されます。不要なメールメッセージを送信しないようにするため、受信登録を解除した受信者をシーケンスに誤って追加したり、そのような受信者にメールを送信しようとすると、その受信者が登録解除済みであることが通知されます。受信者のメールの横にある受信登録解除アイコンにカーソルを合わせると、その受信者が受信登録を解除しているかどうかを確認できます。
- このステップで送信されるメールテンプレートをプレビューして、すべての情報が正しいことを確認します。
- 「ステップを追加」をクリックして別のステップを追加し、シーケンスのステップごとにプロセスを繰り返します。フォローアップステップでは、前のステップの返信としてメールを送信するか、新しいメールスレッドを開始するかを選択できます。
また、任意の時点でタスクをステップとして追加し、タスクの期限を定義することもできます(前のステップが完了した後など)。ステップの順序を変更するには、そのステップをドラッグ&ドロップして順序を入れ替えます。
- 「シーケンスを保存」をクリックして、メールシーケンスを保存します。
新しいシーケンスは、シーケンスに含まれるステップ数や、登録されているリードまたは取引先、シーケンスの作成者などの情報とともに「Reach - シーケンス」ページに表示されます。
メールシーケンスを作成したら、アカウント内の任意のSellユーザーが、そのメールシーケンスを使ってリードまたは取引先とやりとりすることができます(「Sellでリードおよび取引先にメールシーケンスを送信する方法」を参照)。
メールシーケンスの使用状況を監視する
シーケンスワークフローを最大限に活用できるように、各シーケンスの使用状況やパフォーマンス統計を確認することができます。
メールシーケンスの統計情報を確認するには
-
設定アイコン()をクリックし、「ビジネスルール」>「シーケンス」をクリックします。
「Reach - シーケンス」ページに、設定済みの既存のリードシーケンスおよび取引先シーケンスがすべて表示されます。
- 編集したいシーケンスの名前をクリックし、そのシーケンスを開きます。
このシーケンスの使用状況の統計が表示されます。
- アクティブ:シーケンスで現在アクティブなリードまたは取引先の数。
- 完了:シーケンスを完了したリードまたは取引先の数。
- 返信率:シーケンスを完了したリードまたは取引先のうち、シーケンスのいずれかのメールに返信した割合。返信したリードや取引先の正確な合計数を表示するには、返信率の上にカーソルを置いてください。
メールシーケンスを変更する
詳細を変更する必要がある場合は、既存のメールシーケンスを編集することができます。
メールシーケンスを編集または変更するには
-
設定アイコン()をクリックし、「ビジネスルール」>「シーケンス」をクリックします。
「Reach - シーケンス」ページに、設定済みの既存のリードシーケンスおよび取引先シーケンスがすべて表示されます。
- 編集したいシーケンスの名前をクリックし、そのシーケンスを開きます。
シーケンスが使用中の場合(つまり、そのシーケンスにアクティブなリードまたは取引先が登録されている場合)、そのシーケンスを編集した場合に影響を受けるリードの数を示す警告が表示されます。Sellの管理者として、既存のリードまたは取引先がシーケンスの変更によって影響を受けないようにするには、新しいシーケンスを作成する必要があります。シーケンスを編集すると、登録されているリードまたは取引先には、次のステップ(予定されているステップの後のステップ)から変更が反映されます。
- リードシーケンスの編集ページでは、以下のことができます。
- シーケンス名を変更する:シーケンス名をクリックして変更します。これは、シーケンスに登録されたリードおよび取引先には影響しません。
- メールシーケンスのステップの順序を変更する:ステップをドラッグアンドドロップして順序を変更します。
- ステップを追加する:「ステップの追加」をクリックしてシーケンスに新しいステップを追加し、そのステップのメールテンプレートと遅延時間を指定します。
- ステップを変更する:特定のステップで「編集」をクリックしてダイアログを開き、そのステップのメールテンプレートと遅延時間を変更します。
- ステップを削除する:特定のステップで「編集」をクリックし、「削除」をクリックしてステップを削除します。
変更が適用された後にシーケンスを開始した新しいリードまたは取引先は、新しいメールシーケンスに従います。変更が適用される前にシーケンスを開始していたすべてのアクティブなリードと取引先には変更は適用されす、既存のシーケンスがそのまま継続されます。
メモ:メールテンプレートの内容に加えた変更は、編集したテンプレートを使用するシーケンスすべてに直ちに適用されます。 - 「保存」をクリックして、編集したメールシーケンスを保存します。
編集したシーケンスは、ステップ数、シーケンスの作成者などの情報を含む、「Reach - シーケンス」ページに表示されます。
メールシーケンスを削除する
「Reach - シーケンス」ページからメールシーケンスを削除することができます。シーケンスを削除すると、そのシーケンスは完全に削除されます。
メールシーケンスを削除するには
-
設定アイコン()をクリックし、「ビジネスルール」>「シーケンス」をクリックします。
「Reach - シーケンス」ページに、設定済みの既存のリードシーケンスおよび取引先シーケンスがすべて表示されます。
-
ゴミ箱アイコン()をクリックして、シーケンスを削除します。
シーケンスが現在使用中の場合(つまり、そのシーケンスにアクティブなリードまたは取引先が登録されている場合)、そのシーケンスの削除を行った場合に影響を受けるリードまたは取引先の数を示す警告が表示されます。シーケンスを削除すると、そのシーケンスは直ちに削除され、登録されているリードまたは取引先に、そのシーケンスからの新しいメールは送られなくなります。
- 「削除」をクリックして削除を確定します。
シーケンスは完全に削除され、「Reach - シーケンス」ページには表示されなくなります。