ExploreのデータセットからZendesk製品のデータにアクセスできます。各データセットには、データのレポートに使用できるメトリックと属性が含まれています。
レポートを作成する前に、必要な情報が得られるようにデータセットを選択する必要があります。通常は、SupportやTalkなどの製品のデータを含むデフォルトのデータセットを選択しますが、テスト用にこれらのデータセットのコピーを作成することもできます(カスタムのメトリックをテストする場合や、セキュリティ権限を個別に適用する場合など)。
利用可能なデータセット
Exploreで現在利用できるデータセットを以下に示します。
Zendesk Supportのデータセット
次のデータセットは、チケットおよびサポートデータに基づくレポート作成に使用できます。
- Tickets:チケットの量、チケットのアクティビティ、チケットの種類など、チケットの主要なメトリックのレポート。
- Updates history:チケットの有効期間中に行われたすべての更新についてのレポート。
- SLAs:サービスレベルアグリーメント(SLA)の順守状況のレポート。
- Backlog history:任意の日について、その日の終わりの時点での未解決のチケットのレポート。
Zendesk Talkのデータセット
次のデータセットは、Zendesk Talkの使用状況に基づくレポート作成に使用できます。
- Calls:コールセンターとエージェントアクティビティのレポート。
Zendesk Guideのデータセット
次のデータセットは、Zendesk Guideの使用状況に基づくレポート作成に使用できます。
- Knowledge Capture:サポートチケットを削減するための記事の選択の効率性を理解するのに役立つレポート。
- Team Publishing:記事の作成日、公開日、更新日など、チームのアクティビティを理解するのに役立つレポート。
- Knowledge Base:ページビューや記事の投票など、ヘルプセンターのアクティビティをレポートします。
- Search:ユーザーが実行した検索と、ユーザーがナレッジベースで検索した用語をレポートします。
- Community:投稿やコメントの数、賛成投票数と反対投票数、コミュニティメンバーなど、コミュニティフォーラムでのアクティビティについてのレポートが表示されます。
Zendesk Chatのオンラインチャットとメッセージングのデータセット
次のデータセットは、オンラインチャットとメッセージングの使用状況に基づくレポート作成に使用できます。
- Engagement:Chatを使用したカスタマーエンゲージメントについてのレポート。
- Chat Concurrency:エージェントの同時チャットエンゲージメントについてのレポート。
- Messaging tickets:Webメッセージング、モバイルメッセージング、ソーシャルメッセージングチャネルを含む、すべてのメッセージングチャネルに関連するレポート。この情報には、チケットの数、解決時間、満足度などが含まれます。
Zendesk Sellのデータセット
次のデータセットは、Zendesk Sellの使用状況に基づくレポート作成に使用できます。
- Sales:Sellを使用したセールスパイプラインに関するレポート。
- Calls:Zendesk Sellのセールスコールに関するレポート(着信、発信、コール時間など)。
- Products:製品の売上について、今までにいくつ売れたか、どの商品が最も売れたかなどのレポートを作成します。
- Activities:メール、コール、タスク、商談予約、訪問のそれぞれの数など、Sellのアクティビティと営業チームの貢献度をレポートします。
Zendesk Answer Botのデータセット
次のデータセットは、Answer Botの使用状況に基づくレポート作成に使用できます。
- Article Recommendations:カスタマーに対して自動的に推奨されるヘルプセンターの記事の効果についてのレポート。
- Flow Builder:Zendeskのすべてのチャネルにおけるボットの効果についてのレポート。
データセットの追加
ビジネス分析に利用できる情報にアクセスするには、データセットを選択する必要があります。各データセットからレポートできる情報を理解するには、「Exploreデータセットの概要」を参照してください。レポートを作成する前、またはレポートを作成するときに、使用するデータセットを選択できます。
レポートを作成する前にデータセットを選択する
データセットライブラリからデータセットを選択するには
- Exploreで、データセットアイコン(
)をクリックします。
- 「データセット」ライブラリページで、レポートに使用する製品のデータセットを選択します。既定のデータセットは、名前の後に「デフォルト」の表示があります。できるだけデフォルトのデータセットを使用することをお勧めします。
「要アップデート」のステータスが表示されているデータセットは、今後Zendeskによる更新は行われません。このデータセットを使用するレポートを管理している場合を除き、削除することをお勧めします。
選択したデータセットのページが開きます。ここから既存のレポートを選択するか、新しいレポートを作成できます。
レポートを作成するときにデータセットを選択する
レポートを作成するときにデータセットを選択するには
- Exploreで、レポートアイコン(
)をクリックします。
- レポートライブラリで、「新規レポート」をクリックします。
- 「データセットを選択」ページで、レポートを作成したいZendesk製品を選択します。
- 次に、そのZendesk製品内の特定のデータセットを選択します。たとえば、Zendesk Supportには、チケット、SLA、更新、未解決のチケットの推移といったさまざまなデータセットがあります。
データセットを選択すると、右側に「データセット」パネルが表示されます。このパネルでは、「データセットのバージョン」として、デフォルトバージョン(最も一般的)またはカスタムバージョンのどちらかを選択できます。データセットに含まれているメトリックを確認することもできます。これにより、レポートの作成を開始する前に、適切なデータセットを選択できてているかを判断するのに役立ちます。
- 最後に、「レポートを開始」をクリックします。
選択したデータセットを使用するレポートビルダーが開きます。これで、レポートの作成を開始できます。
データセットの作成
たとえば、データ構造を試してみたい場合や、カスタム式の操作を練習したい場合に、状況によっては独自のデータセットを作成したいことがあります。独自のデータセットを作成する場合、元のデータセットからの式とレポートは使用できません。ほとんどの場合、既定のデータセットのいずれかから選択します。
新しいデータセットを作成して接続するには
- データセットアイコン(
)をクリックします。
- データセットライブラリで、「新しいデータセット」をクリックします。
- 「ソースを選択」ページで、レポート作成に使用する製品を選択します。
- 「新しいデータセット」ページで、新しいデータセットの名前を入力し、レポートを作成するソースデータ(チケットなど)を選択します。
- 「完了」をクリックします。
選択したデータセットを使用するレポートビルダーが開きます。これで、レポートの作成を開始できます。
その他のデータセットの操作
Exploreには、他にもデータセットを管理するためのオプションが用意されています。提供されるオプションは、データセットに対する権限のレベルによって異なる場合があります。たとえば、既定のデータセットを削除することはできません。
データセットの操作にアクセスするには
- データセットアイコン(
)をクリックします。
- データセットライブラリで、データセットを選択し、その隣にあるオプションメニューをクリックします。
- オプションメニューから、次のいずれかを選択します。
- このデータで新規レポートを作成:選択したデータセットを使用する新しいレポートを開きます。
- 編集:データセットの設定ページを開きます。このページで、データセットの名前を変更したり、使用している製品を確認したりできます。
- 名前を変更:データセットの名前を変更できます。
- 複製:選択したデータセットのコピーを作成します。
- 削除:選択したデータセットを削除します。
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