データをエクスポートするには、管理者の権限が必要です。
データのエクスポートの有効化と無効化
データエクスポートが有効になっている場合、指定されたメールドメインの管理者が、Zendeskからデータをエクスポートできます。アカウントオーナーのメールドメインがデフォルトで使用されますが、アカウントオーナーは、必要に応じてドメインを変更することもできます。
- Zendeskカスタマーサポートにお問い合わせください。自分のZendesk Supportサブドメイン名を忘れずに記入してください。
データをエクスポートする管理者のメールドメインを変更するには
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管理センターで、サイドバーにある「
アカウント」をクリックし、「ツール」>「レポート」を選択します。
必要に応じて、「エクスポート」タブをクリックしてデータエクスポートオプションを表示します。旧バージョンの一部のZendeskでは、エクスポートオプションが別のタブに表示されます。
メモ:データエクスポートを有効にするように当社にご連絡いただかない限り、エクスポートオプションは表示されません。 - 「承認済みメールドメイン」で、ドメインを変更します。
たとえば、「mycompany.com」のように入力します。
このフィールドに値を入力しない場合、指定したドメインについて権限のある管理者のみがデータエクスポート機能を使用できるように制限することはできません。値を入力しない場合には、Zendesk Supportの管理者はだれでも、メールドメインに関係なく、データをエクスポートできるようになります。ここに値を入力した場合、管理者がデータエクスポートオプションを使用するには、承認されたメールドメインを使用してサインインする必要があります。
- 「保存」をクリックします。
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管理センターで、サイドバーにある「
アカウント」をクリックし、「ツール」>「レポート」を選択します。
必要に応じて、「エクスポート」タブをクリックしてデータエクスポートオプションを表示します。旧バージョンの一部のZendeskでは、エクスポートオプションが別のタブに表示されます。
- 「エクスポートを無効にする」をクリックします。
- 「OK」をクリックして確定します。
ダウンロード可能なファイルにデータをエクスポートする
JSON、CSV、またはXMLファイルにデータをエクスポートして、そのオプションを選択した時点のデータのスナップショットを取得できます。
ファイルを要求すると、バックグラウンドジョブが開始され、ジョブが完了するとメールで通知されます。その後、データレポートが含まれているzipファイルをダウンロードできます。ダウンロードリンクは、少なくとも3日間は有効です。
XMLファイルにデータをエクスポートすると、生成されるZIPファイルの形式はZIP32になりますが、JSONおよびCSVのエクスポートでは、4GBを超えるJSONおよびCSVのデータセットの圧縮効率を高めるためにZIP64のファイル形式が使用されます。詳しくは、「大量データのエクスポートに関する改善についてのお知らせ」をご覧ください。
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管理センターで、サイドバーにある
「アカウント」をクリックし、「ツール」>「レポート」を選択します。
必要に応じて、「エクスポート」タブをクリックしてデータエクスポートオプションを表示します。旧バージョンの一部のZendeskでは、エクスポートオプションが別のタブに表示されます。
データエクスポートが有効になっているアカウントの管理者で、このオプションが表示されない場合は、メールドメインの制限が設定されていて、承認されたメールドメインからサインインしていない可能性があります。
- エクスポートオプションを選択します。
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JSONエクスポートの場合は、エクスポートするデータの日付範囲とタイプを選択し、「エクスポート」をクリックします。
20万件を超えるチケットを扱うアカウントでは、JSONエクスポートの使用をお勧めします。チケット数が100万件を超えるアカウントは、31日分の単位でJSON形式でダウンロードされます。
- CSVエクスポートまたはXMLエクスポートの場合は、それぞれのエクスポートオプションの隣にある「ファイルをリクエスト」をクリックします。
エクスポートオプションについて詳しくは、「エクスポートオプションの概要」を参照してください。
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JSONエクスポートの場合は、エクスポートするデータの日付範囲とタイプを選択し、「エクスポート」をクリックします。
- バックグラウンドジョブが開始され、ジョブが完了するとメールで通知されます。
- メール通知内のリンクをクリックして、レポートが含まれているzipファイルをダウンロードします。
ダウンロードリンクは、少なくとも3日間は有効です。
メール通知を受け取っていない場合は、「完全なJSONエクスポート」、「CSVエクスポート」、「完全なXMLエクスポート」、または「ユーザーのXMLのエクスポート」の横にある「最新」をクリックして、生成された最新レポートをダウンロードできます。最新のレポートには、現在のアカウントデータではなく、最後にリクエストした時点でのアカウントデータが表示されます。詳細については、「ダウンロード可能なデータエクスポートファイル受信の遅延について」を参照してください。
エクスポートオプションの概要
次の各データレポートをリクエストしてダウンロードすることができます。
完全なJSONエクスポート
全データをJSON形式のオブジェクトのリストにエクスポートします。JSONエクスポートを使用すると、チケット、ユーザー、および組織の情報など、Zendeskアカウントのほとんどのデータをエクスポートできます。チケット数が100万件を超えるアカウントは、31日単位でJSON形式でダウンロードされます。
ZendeskはデータをNDJSON(Newline Delimited JSON)形式でエクスポートします。この形式により、システムはファイル全体を一度に読み取るのではなく、JSONオブジェクトを一度に1つずつストリーミングできます。これは、非常に大きなエクスポートファイル(Zendeskエクスポートなど)など、従来のJSONビューでは持て余すような場合に便利です。
NDJSONの詳細について詳しくは、こちらをお読みください。
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例:Supportは次のオブジェクトをエクスポートしました。
{"ticket":{"id":....}} {"ticket":{"id":....}} {"ticket":{"id":....}}
有効なJSONファイルを作成するには、次のようにオブジェクトを配列にラップします。
これらのエクスポートの日付範囲には、システム生成のタイムスタンプが使用されます。通常、これらのタイムスタンプは、チケット、ユーザー、または組織に記録された最新の更新日と一致します(作成日ではありません)。システムの更新でチケットイベントが発生しない場合があります。このような場合には、予期しないチケットが出力に表示されることがあります。{"tickets":[ {"ticket":{"id":....}}, {"ticket":{"id":....}}, {"ticket":{"id":....}} ]}
JSONエクスポートでは、チケットからエクスポートされるデータ量が1MB以上の場合、チケットのコメントがJSONファイルから除外されます。ダウンロード可能なZIPファイルには、以下の2つのJSONファイルが含まれます。- エクスポートされたすべてのチケットを含むJSONファイル(1MBの制限を超えてコメントなしでエクスポートされたチケットも含む)。
- 1MBの制限を超えたチケットと、コメントが含まれていない理由が1MBの制限を超えたためであることを知らせるエラーメッセージを含むJSONファイル。以下に例を示します。
CSVエクスポート
CSVエクスポートでは、チケットからエクスポートされるデータ量が1MB以上の場合、そのチケットはエクスポートされません。したがって、CSVファイルにも含まれません。ただし、このようなことは通常は起こりません。一般的にチケット内の最大のデータコンポーネントはコメントですが、CSVエクスポートにはコメントが含まれないからです。
CSVエクスポートに含まれるチケットデータについては、「CSVエクスポートに含まれるチケットデータについて」を参照してください。
完全なXMLエクスポート
- アカウント:アカウント関連のすべての設定
- エントリ:フォーラムに追加されたすべてのコンテンツ(コメントを含む)です。これは、旧バージョンのZendeskの機能です。ほとんどのアカウントでは、データのエクスポートにはエントリが含まれません。
- フォーラム:フォーラムの詳細情報。これは、旧バージョンのZendeskの機能です。ほとんどのアカウントでは、データのエクスポートにはフォーラムが含まれません。
- グループ:所属しているグループに関する詳細情報
- 組織:所属している組織に関する詳細情報
- チケット:すべてのチケットのすべての詳細情報(コメントも含む)
- ユーザー:すべてのユーザー(エンドユーザー、エージェント、管理者)の一覧
ユーザーのXMLエクスポート
- グループ:所属しているグループに関する詳細情報
- 組織:所属している組織に関する詳細情報
- ユーザー:すべてのユーザー(エンドユーザー、エージェント、管理者)の一覧
CSVエクスポートに含まれるチケットデータについて
CSVエクスポート内のチケットデータには、以下の内容が含まれます。複数行テキストとマルチセレクトフィールド、カスタム日付フィールドはCSVエクスポートから除外されますが、完全なJSONエクスポートおよびXMLエクスポートには含めることができます。
データ | 説明 |
---|---|
ID | チケットの番号。 |
Requester | リクエスタの名前。 |
Requester ID | リクエスタのID番号。 |
Requester external id | 外部システムのID。JWTまたはSAMLを使用するProfessionalまたはEnterpriseシングルサインオンが有効になっているアカウント向けのオプションです。 |
Requester email | リクエスタのメインメールアドレス。 ユーザーのセカンダリメールアドレスのリストをエクスポートしたい場合は、IDのサイドロード時にList Users APIエンドポイントを使用する必要があります(例: |
Requester domain | リクエスタのメインのメールアドレスのメールドメイン。 |
Submitter | 最初の送信者の名前。リクエスタがチケットの送信者である場合、リクエスタの名前が表示されます。エージェントがリクエスタの代理人としてチケットを送信した場合、エージェントの名前が表示されます。リクエスタが変わっても、この最初の送信者の名前は変わりません。 |
Assignee | エクスポート時の担当者。 |
Group | エクスポート時の担当者の所属グループ。 |
Subject | チケットの件名。 |
Tags | エクスポート時にチケットに追加されていたタグ。 |
Status | エクスポート時のステータス。 |
Priority | エクスポート時の優先度。 |
Via | チケットの送信時に経由したチケットチャネル。 |
Ticket type | エクスポート時のチケットのタイプ。 |
Created at | チケットの作成日時。アカウントのタイムゾーンで表示します。 |
Updated at | チケットが最後に更新された日時。アカウントのタイムゾーンで表示します。 |
Assigned at | エージェントが最後に割り当てられた日時(現在の担当者に割り当てられた日時など)。アカウントのタイムゾーンで表示します。 |
Organization | 現在のリクエスタの組織(組織に所属している場合)。 |
Due date | エクスポート時の期限。アカウントのタイムゾーンで表示します。 |
Initially assigned at | グループではなく、エージェントにチケットが初めて割り当てられた日時。アカウントのタイムゾーンで表示します。 |
Solved at | 最後に解決済みステータスに変更された日時。アカウントのタイムゾーンで表示します。 |
Resolution time | 最終的に解決に要した時間(時間単位)。端数は整数に四捨五入されます。 |
Satisfaction Score | 現在の満足度評価ステータス(Not Offered、Offered、Good、Bad)。 |
Group stations | グループの割り当ての変更が行われた回数。チケット作成時に行われた割り当てもステーション数として計算に入れられます。 |
Assignee stations | エージェントの割り当ての変更が行われた回数。チケット作成時に行われた割り当てもステーション数として計算に入れられます。 |
Reopens | エージェントまたはエンドユーザーがチケットのステータスを「解決済み」から「オープン」に変更した回数。 |
Replies | エージェントやエンドユーザーからのコメントに対するエージェントによるチケット内のパブリック返信数。 |
First reply time in minutes | チケット作成時刻から、最初のパブリックエージェントコメントのタイムスタンプまでに経過した時間。分単位で表示します。 |
First reply time in minutes within business hours | 上の行と同じ。ただし、営業時間中の経過時間のみを計算に入れます。 |
First resolution time in minutes | チケット作成時刻から、チケットのステータスが初めて「解決済み」に変更された時点のタイムスタンプまでに経過した時間。分単位で表示します。 |
First resolution time in minutes within business hours | 上の行と同じ。ただし、営業時間中の経過時間のみを計算に入れます。 |
Full resolution time in minutes | 分単位で表した、チケット作成時刻から、チケットのステータスが最後に「解決済み」に変更された時刻までに経過した時間 |
Full resolution time in minutes within business hours | 上の行と同じ。ただし、営業時間中の経過時間のみを計算に入れます。 |
Agent wait time in minutes | チケットが「保留中」ステータスにあった時間の合計。分単位で表示します。 |
Agent wait time in minutes within business hours | 上の行と同じ。ただし、営業時間中の経過時間のみを計算に入れます。 |
Requester wait time in minutes | 新規およびオープンステータスの合計経過時間。チケットがいったん「解決済み」にされた後、再オープンされた場合は、「解決済み」ステータスにあった時間も計算に入れます。最終的に「解決済み」ステータスに変更された後の時間は計算に入れません。 |
Requester wait time in minutes within business hours | 上の行と同じ。ただし、営業時間中の経過時間のみを計算に入れます。 |
On hold time in minutes | チケットが「待機中」ステータスにあった時間の合計。分単位で表示します。 |
On hold time in minutes within business hours | 上の行と同じ。ただし、営業時間中の経過時間のみを計算に入れます。 |
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