チケットをアーカイブすることで、特に、終了してから長い期間経過した複数のチケットがある場合、ビューのロード時間が短縮されます。ほとんどの場合、チケットのステータスが「終了」に変更されてから(つまりチケットが「終了」ステータスになってから)120日が経過すると、Zendeskはチケットを自動的にアーカイブします。

この記事では、次のトピックについて説明します。
  • チケットのアーカイブについて
  • アーカイブ済みチケットにできる処理

チケットのアーカイブについて

アーカイブ済みのチケットには、チケットの上部に「これはアーカイブ済みチケットです」というバナーが表示されます。

アーカイブ済みチケットだけを表示するビューや専用の検索フィルターはありません。しかし、アーカイブの条件を満たすチケットを検索することができます。通常、それらのチケットは終了ステータスにあるか、終了してから120日間以上経過しています。例:type:ticket status:closed updated

検討事項:

  • チケットボリュームが非常に多いアカウントについては、チケットが「終了」となってから120日に達しない場合でも自動的にアーカイブされることがあります。
  • 10,000個以上のイベントが含まれるチケットは、自動的にアーカイブされません。
  • アーカイブ済みチケットは、ユーザー情報アプリに含まれません。
  • アーカイブ済みチケットは、ルックアップリレーションシップフィールドの関連レコードリストには含まれません。
  • Zendeskのサンドボックス環境では、終了済みチケットは3日後に自動的にアーカイブされます。

アーカイブ済みチケットにできる処理

アーカイブ済みチケットに対しても、引き続きアクセスしたり、操作したりできます。アーカイブ済みチケットに実行できる操作について、以下の表に説明します。

機能 詳細 可能かどうか
直接アクセス URLを指定して、チケットに直接アクセスします(例:https://yoursubdomain .zendesk.com/agent/#/tickets/37)。 ○
Search チケットを検索し、検索結果からチケットにアクセスします。 ○
ユーザープロフィール ユーザーに関連付けられたチケットのリストを表示します(例:割り当てられたチケット、CCされたチケット)。 ○
Exploreのレポーティング Zendesk Exploreのリソース ○
グループプロフィール グループに関連付けられたチケットのリストを表示します。 ○
組織プロフィール 組織に関連付けられたチケットのリストを表示します。 ○
インクリメンタルエクスポート どのチケットが最近更新されたかを詳述するAPIエンドポイントを使用します。 ○
マイアクティビティ 自分のリクエストに関連付けられたチケットのリストを表示します。アーカイブ済みのチケットは、「マイアクティビティ」で「解決済み」というラベルが付きます。 ○
ビュー フィルタリングされたチケットのリストの作成に使用されます。アーカイブ済みチケットはこれらのリストには含まれません。 ×
ルール トリガと自動化により、チケットに実行する処理を自動化できます。ルールは、アーカイブ済みチケットに対しては実行できません。 ×
API Count Tickets、Listing Tickets、Listing Ticket Metrics、Ticket Skips、およびListing Ticket Auditsを除くすべてのチケットAPIエンドポイントは、アーカイブ済みチケットを返します。 ○
従来版のレポーティング 従来版のレポーティングツール:Zendesk Supportの「管理」>「管理」>「レポート」2015年4月30日以前に作成されたアカウントでのみ利用できます。 ×
カスタマーの行動履歴 リクエスタおよびそのチケットに関する情報を収集するために使用します。アーカイブ済みチケットは、カスタマーの行動履歴パネルの「インタラクション」には表示されません。「チケットにカスタマーの行動履歴を表示する方法」を参照してください。 ×
データのエクスポート データの完全なエクスポートです。「JSON、CSV、XMLファイルへのデータのエクスポート」を参照してください。 ○
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