Premiumサンドボックスは、本番インスタンスの構成と(場合によっては)データをミラーリングしたテスト環境を提供します。これにより、ワークフローの更新を正確にテストしたり、インテグレーションを実験したり、本番環境とよく似た環境で新人エージェントのトレーニングを行ったりすることができます。
この記事では、次のトピックについて説明します。
Premiumサンドボックスの概要
- Support Enterpriseには、Standardサンドボックスが1つ含まれています。Premiumサンドボックスはアドオンとして提供されています。
- Suite Enterpriseには、Standardサンドボックスと、Partial Premiumサンドボックスが1つずつ含まれています。
- Suite Enterprise Plusには、Standardサンドボックスと、Full Production Premiumサンドボックスが1つずつ含まれています。
- ブランド
- 動的コンテンツ
- チケットフィールド
- チケットフォーム
- ユーザーフィールド
- 組織
- 組織フィールド
- ターゲット(サンドボックスではデフォルトで非アクティブに設定されている)
- グループ
- カスタムロール
- 共有ビュー
- 共有マクロ
- トリガ
- トリガカテゴリ
- 自動化
- エージェント
- グループメンバーシップ
- Webhook(サンドボックスではデフォルトで非アクティブに設定されている)
データの複製について詳しくは、「Zendeskサンドボックスの環境」を参照してください。
複製からPremiumサンドボックスを作成する
管理センターでPremiumサンドボックスを作成すると、自動的にデータの複製が行なわれます。複製では、本番インスタンスのデータを取り込み、サンドボックス内に構成とコンテンツを作成し、新しいサブドメインを作成します。このプロセスは本番インスタンスのパフォーマンスには影響しません。データは本番インスタンスから取得されるだけです。本番インスタンス内でデータが追加、更新、削除はされることはありません。複製されるデータの完全なリストについては、「Premiumサンドボックスについて」を参照してください。
サンドボックスインスタンスの設定は、複製の実行中に早いペースで変更されるため、複製が完了するまで使用しないことをお勧めします。複製が完了するまでの時間は、コピーするコンテンツの量によって異なります。フィールドとビジネスルールが少量含まれるだけのシンプルなメタデータをコピーする場合、数分から数日程度の短い時間で済みます。10万件のチケットとチケットに関連するユーザーや組織の完全なコピーを行う場合、完了するまでに最大で1週間以上かかることがあります。複製が完了すると、サンドボックスのステータスが「アクティブ」に変わります。
Premiumサンドボックスを作成するには
- 新しいサンドボックスを作成する前に、自分のアカウントにデフォルトのグループが設定されていることを確認してください。
- 管理センターで、サイドバーにある「
アカウント」をクリックし、「サンドボックス」>「サンドボックス」を選択します。
- 「サンドボックスを作成」をクリックします。
- サンドボックスにわかりやすい「名前」を付けます。
- 設定するサンドボックスを以下から選択します。選択できるサンドボックスのタイプは、プランで提供されるものか、またはアドオンとして購入したものです。
- Standardサンドボックス:標準のサンドボックスで、設定、ビジネスルール、チケットがありません。
- Premiumサンドボックス - Metadata:本番の設定とビジネスルールのコピーですが、チケットはありません。
- Premiumサンドボックス - Partial / Production:本番の設定、ビジネスルールとチケットのコピーです。
- 「Premiumサンドボックス - Partial / Production」を選択した場合、サンドボックスにコピーするチケットの数も選択する必要があります。
- 最大10,000チケット - Zendesk Suite Enterpriseプランでコピーできる終了していないチケットの最大数です。これは「部分コピー」と呼ばれます。
- 最大100,000チケット - Zendesk Suite Enterpriseプランでコピーできる終了していないチケットの最大数です。これは「完全本番コピー」と呼ばれます。
- 「作成」をクリックします。
サンドボックスが作成中であることを示すメッセージが表示されます。サンドボックスが正常に作成されると、ページ上部にメッセージが表示され、サンドボックスのステータスが「アクティブ」になります。サンドボックスには、ドメイン名の後に10桁の数字が続く固有のURLがあります。
- (オプション)サンドボックスでZendeskエージェントワークスペースをアクティブにします。エージェントワークスペースは、新しいサンドボックス環境では、デフォルトで非アクティブになっています。
新しく複製されたサンドボックスは、本番インスタンスを忠実に反映した環境です。これにより、新しいワークフローをテストしたり、エージェントに安全なトレーニング場所を提供したり、開発目的のための高品質な環境を提供できます。

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