検証済みのAI要約◀▼
Workdayとワークフォースマネジメントを連携させることで、承認済みの休暇データを自動的にインポートでき、休暇管理の効率化を図れます。同期は1時間ごとに行われ、ユーザーはメールアドレスを基準にマッピングされます。設定には、WorkdayでのOAuthクライアントの作成、インテグレーション設定、休暇理由のマッピングが含まれます。なお、半日単位の休暇申請には手動での承認が必要です。インテグレーションはいつでも編集または接続の解除が可能で、柔軟な休暇データ管理を実現します。
管理者は、Zendeskのワークフォースマネジメント(WFM)アカウントとWorkdayを連携することで、Workday上で承認された休暇データをWFMに自動で取り込むことができます。
この記事では、次のトピックについて説明します。
WorkdayインテグレーションとZendesk WFMについて
WorkdayとWFMを接続すると、Zendesk管理者および適切な権限を持つカスタムロールのチームメンバーが、Workdayから休暇データを自動的にインポートするようにインテグレーションを設定できます。
このインテグレーションを使用すると、Workdayで承認された休暇リクエストがWFMの「休暇管理」ページに表示されます。リスト上では、ソースが「Workday」として表示されるため、これらのリクエストを識別できます。終日休暇の申請は「終了」タブに表示され、部分休暇のリクエストは「保留中」タブに表示されます。部分休暇リクエストは、管理者による手動での確認と承認が必要です。
Workdayの休暇情報はWFMにも同期され、「スケジュール」ページに表示されます。
公開済みのWorkdayの休暇情報は、エージェントのスケジュールページに表示されます。
WorkdayインテグレーションをZendesk WFMに接続する
WFM用のWorkdayインテグレーションを使用すると、休暇などのWorkdayのデータが1時間ごとにWFMに同期されます。
WorkdayのユーザーはメールアドレスでWFMのユーザーにマッピングされます。休暇データはマッピングされたユーザーのみ同期されます。Workdayで同じメールアドレスが複数のユーザーに割り当てられている場合、それらのユーザーは同期されません。
WorkdayインテグレーションをZendesk WFMと接続するには
ステップ1:WorkdayでのOAuthクライアントの作成
Workdayでは認証にOAuth 2.0を使用します。Workdayの管理者は、ZendeskからWorkday内のデータに安全にアクセスできるように、WorkdayでOAuth 2.0クライアントを設定する必要があります。
OAuth設定を保存すると、WorkdayでクライアントIDとクライアントシークレットが生成されます。これらを安全な場所に保管してください。管理センターでWFM用Workdayインテグレーションを設定する際には、両方の値が必要です。
WorkdayでOAuth 2.0クライアントを設定するには
- Workdayアカウントに管理者としてサインインします。
- Workdayの検索バーに「Edit Tenant Setup - Security」と入力し、検索結果のリストから一致するオプションを選択します。
- 「OAuth 2.0 Settings」セクションまでスクロールダウンし、OAuth 2.0の設定をオンにします。
- APIクライアントを設定します。
- Search:「Register API Client」を選択します。
- Client Name:クライアント名として意味のある名前を入力します(「Zendesk WFMインテグレーション」など)。
- Client Grant Type:「Authorization Code」を選択します。グラントタイプについて詳しくは、「OAuth 2.0 Security Best Current Practice」を参照してください。
- Client Redirect URL:以下のように入力します。
https://zis.zendesk.com/api/services/zis/connections/oauth/callback
- 「API scopes」フィールドで以下の権限を指定して、アプリがWorkdayのデータにアクセスできるようにします。
-
System
-
Staffing
-
Time off and leave
-
- 「Save」をクリックします。
- 保存すると、以下の値が生成されてWorkdayに表示されるので、安全な場所に保管してください。これらの値は、コネクション、認証、トークンの生成に必要です。
- クライアントID
- クライアントシークレット
- トークンエンドポイントのURL
- 認証エンドポイントのURL
ステップ2:管理センターでのWFM用Workdayインテグレーションの設定
複数のWorkdayインスタンスとの接続を設定できます。これらのインスタンスからの承認済み休暇データはWFMに同期されます。
管理センターでのWFM用Workdayインテグレーションを設定するには
- 管理センターで、サイドバーの「
アプリおよびインテグレーション」をクリックし、「インテグレーション」>「インテグレーション」を選択します。
- リストで「Workday」をクリックします。
- 「コネクションを作成」をクリックし、「ワークフォースマネジメント」を選択します。
- この操作でWorkdayクライアントの設定ページが開きます。
- インテグレーション名を入力します。複数のコネクションを設定する場合は、コネクションが適用される会社名やブランド名など、ユニークでわかりやすい名前をインテグレーションに付けてください。
-
ステップ1でOAuthクライアントを作成した際にWorkdayで生成された値を入力します。
- OAuthクライアント作成時にWorkdayで生成されたクライアントIDの値を入力します。
- OAuthクライアント作成時にWorkdayで生成されたたクライアントシークレットの値を入力します。
- OAuthクライアント作成時にWorkdayで生成された承認エンドポイントのURLの値を入力します。
- OAuthクライアント作成時にWorkdayで生成されたトークンエンドポイントのURLの値を入力します。
- Workday OAuthクライアントに指定したAPIスコープを入力します。スコープ間はスペースで区切りますが、スコープ名内の単語間にスペースは含めないでください。次のような値になります。
system staffing timeoffandleave
- 「Zendesk作成アプリの利用規約」を選択して、このインテグレーションの規約に同意することを確定します。
- 「次へ」をクリックします。
- 「認証」セクションで「接続」をクリックし、Workdayアカウントにサインインします。
- Workdayアカウントへのサインインが成功したら、「Allow」をクリックしてWFMにWorkdayアカウントへのアクセスを許可します。Workdayアカウントへのアクセスの認証中に内部サーバーエラーが発生した場合は、まずWorkdayアカウントにサインインし直してから再度コネクションの設定を行ってください。
ステップ3:WorkdayとZendesk WFMのインテグレーションの設定
WorkdayからZendesk WFMへ休暇データをインポートする方法を設定します。
WorkdayとZendesk WFMのインテグレーションを設定するには
- 「WorkdayからZendeskワークフォースマネジメントに休暇データをインポートする」を選択し、WFMスケジュールにWorkdayの休暇データを表示します。
- (オプション)「休暇の重複を削除する」を選択すると、Zendesk WFMの休暇リクエストよりもWorkdayの休暇リクエストが優先され、重複した休暇が削除されます。
- (オプション)「Zendeskワークフォースマネジメントでの休暇リクエストをオフにする」を選択すると、エージェントはZendesk内のエージェントスケジュールアプリから休暇のリクエストをできなくなりますが、Workdayからはリクエストできます。
- 「休暇の理由のマッピング」で、Workdayの各休暇の理由にZendeskタイプ(計画済みまたは計画外)を割り当てます。「休暇理由が見つかりません」というメッセージが表示された場合は、APIの接続に問題が発生し、休暇理由が正しく同期されていない可能性があります。この場合は、コネクションの設定を保存して再度入力してください。
後でWFMの「休暇の理由」ページで休暇の理由のタイプを編集すると、管理センターに自動的に同期されます。
- 「保存」をクリックします。
WorkdayとWFM間のコネクションが設定され、データ同期が開始されます。
Workdayで新しい休暇理由が検出されるたびに、WFMでそれらを使用できるようにするには、Workdayインテグレーションの更新が必要であることを知らせるメールが届きます。
「管理センターで割り当てる」ボタンをクリックすると、自動的にコネクションの設定ページに移動し、「休暇の理由のマッピング」で割り当てることができます。
「更新が必要」というメッセージもコネクションのステータスの下に表示されます。
コネクションを編集して、Workdayの新しい休暇の理由をZendeskタイプに割り当ててください。
Workdayの部分休暇の申請を確認する
Workdayの部分休暇リクエストをWFMの「スケジュール」ページに表示させるには、管理者の手による確認と承認が必要です。
Workdayの部分休暇リクエストを確認するには
-
ワークフォースマネジメントで、ナビゲーションバーのスケジュールアイコン(
)にカーソルを合わせ、「休暇管理」を選択します。
デフォルトでは、保留中の休暇リクエストが表示されます。チーム別またはエージェント別に保留中の休暇リクエストを確認できます。詳しくは「休暇リクエストを確認する」を参照してください。
- 確認したいリクエストにカーソルを合わせます。「アクション」列で「レビュー」をクリックします。
- この休暇リクエストをスケジュールに割り当てるには、開始時間を追加してください。
- 「保存」をクリックします。
休暇が自動的に承認されます。
WorkdayとZendesk WFMのインテグレーションの設定を編集する
WorkdayインテグレーションをZendesk WFMに正常に接続した後、その設定はいつでも更新および編集できます。
WorkdayとZendesk WFMのインテグレーションの設定を編集するには
- 管理センターで、サイドバーの「
アプリおよびインテグレーション」をクリックし、「インテグレーション」>「インテグレーション」を選択します。
- リストで「Workday」をクリックします。
- 「ワークフォースマネジメント」タブを選択します。
- 編集するコネクションの名前をクリックします。
- インテグレーションの設定を更新します。
- 「保存」をクリックします。
WorkdayインテグレーションとZendesk WFMの接続を切断する
WorkdayインテグレーションとZendesk WFMを切断すると、WorkdayからWFMへのデータ同期が停止します。Workdayをソースとして表示していた既に発生済みのインポート済み休暇エントリーは、すべてWFMの「休暇管理」ページおよび「休暇の理由」ページ上で引き続きWorkdayをソースとして表示されます。Workdayをソースとして表示していたがまだ発生していないインポート済み休暇エントリーは、すべてWFMをソースとして表示されるように変更されます。
コネクションを切断して再接続するたびに、新しい休暇の理由が作成されます。
WorkdayとZendesk WFMのインテグレーションのコネクションを切断するには
- 管理センターで、サイドバーの「
アプリおよびインテグレーション」をクリックし、「インテグレーション」>「インテグレーション」を選択します。
- Workdayをクリックします。
- 「ワークフォースマネジメント」タブを選択します。
- 編集するコネクションの名前をクリックします。
- 「アクション」をクリックし、「切断」を選択します。
- 「切断」をクリックして、切断を確定します。