AndroidアプリやiOSアプリにメッセージング機能を追加することができます。
この記事では、次のトピックについて説明します。
Android用およびiOS用のメッセージングについて
新しいAndroid SDKとiOS SDKにより、Zendeskモバイルアプリでメッセージング機能の利用が可能になります。管理センターでSDKの外観やその他の設定をカスタマイズして、開発者にチャネルIDを渡します。チャネルIDは、開発者がこの公式の開発者向けドキュメントに従ってインテグレーション作業を完了するために必要です。
メッセージング用の新しいAndroidチャネルまたはiOSチャネルを作成する
Android SDKまたはiOS SDKで設定やカスタマイズをするには、以下の説明に従ってZendesk管理センターでAndroidチャネルまたはiOSチャネルを作成して、ブランドに割り当てる必要があります。
新しいAndroid/iOSチャネルを作成するには
- 管理センターで、サイドバーにある「
チャネル」をクリックし、「メッセージングとソーシャル」>「メッセージング」を選択します。 - 「チャネルを追加」ボタンをクリックし、AndroidまたはiOSを選択します。
- Android/iOSの追加画面で、各セクションの設定を行います。 「終了」をクリックします。チャネルの編集ページが開き、引き続きSDKを設定することも、そのままにしておくこともできます。
AndroidおよびiOS用にZendesk SDKをカスタマイズする
Zendesk SDKには複数のコンポーネントが含まれており、ビジネスに合わせたカスタマイズが可能です。
AndroidまたはiOS用にメッセージングを設定するには
「基本情報」タブ
「基本情報」タブには、編集可能な「チャネル名」フィールドと、SDKのフロービルダー設定ページへのリンクが含まれています。
「チャネル名」フィールドには、ブランド名が自動的に入力されます。チャネルリスト内で見つけやすくするために、チャネル名をわかりやすい名前に変更することもできます。
変更を終えたら、「設定を保存」ボタンをクリックします。
「スタイル」タブ
「スタイル」タブには、Android SDKまたはiOS SDKの外観に関連するコンポーネントが含まれています。
「フレーム」セクションでは、次の項目を更新できます。
- メインの色：ランチャーボタンおよびSDKヘッダーのメインの色。16進数を入力するか、カラースウォッチをクリックしてカラーピッカーを開きます。
- メッセージの色：カスタマーのメッセージを囲む吹き出しの色。16進数を入力するか、カラースウォッチをクリックしてカラーピッカーを開きます。
- アクションの色：クイック返信メッセージなど、会話画面内のボタンやタップ可能な要素の色。16進数を入力するか、カラースウォッチをクリックしてカラーピッカーを開きます。
- タイトル：SDKの会話画面の上部に表示されるテキスト。通常は、企業名またはブランド名です。
- 説明：タイトルの下に表示する短いテキスト。共有したい情報やタグラインなどです。テキストボックスに説明を入力します。
「応答」タブ
「応答」タブでは、デフォルトのメッセージング応答をカスタマイズできます。デフォルトの応答は、Web Widgetでインタラクションを開始したときに、カスタマーに最初に表示されるメッセージです。この記事では、サポートスケジュールを適用して勤務時間ごとに個別の応答を作成したり、自動応答をカスタマイズしたり、会話ボットを有効にしたりする方法を説明します。
チャネルにSupportのスケジュールを適用する
設定したSupportスケジュールをモバイルチャネルに適用すると、カスタマーからの問い合わせが営業時間内か時間外かに応じて、異なる応答を作成することができます。任意のSupportのスケジュールを応答に適用することができます。
営業時間スケジュールをモバイルチャネルに適用するには
-
管理センターで、サイドバーにある「
チャネル」をクリックし、「メッセージングとソーシャル」>「メッセージング」を選択します。
- 編集するチャネルの名前をクリックします。「チャネルを編集」ページが開きます。
- 「応答」タブをクリックします。
- 「営業時間」セクションを展開してドロップダウンを使用し、保存したSupportのスケジュールを選択します。Supportスケジュールを作成していない場合は、ステップ5に進みます。
- 「営業時間内の応答」セクションを展開し、「デフォルトのメッセージング応答をカスタマイズする」の手順を参考にして更新してください。必要に応じて、「営業時間外の応答」セクションで、上記の手順を繰り返します。
- 「設定を保存」をクリックします。
営業時間のスケジュールを削除すると、営業時間中の応答の設定が適用されます。
デフォルトのメッセージング応答をカスタマイズする
営業時間オプションを使用しているかどうかにかかわらず、カスタマーが会話を開始したときに受け取る応答をカスタマイズできます。
自動応答をカスタマイズするには
-
管理センターで、サイドバーにある「
チャネル」をクリックし、「メッセージングとソーシャル」>「メッセージング」を選択します。
- 編集するチャネルの名前をクリックします。「チャネルを編集」ページが開きます。
- 「応答」タブをクリックします。
- 「営業時間内の応答」セクションを展開します。テキストボックスに、デフォルトのメッセージング応答情報が表示されます。
- 以下を更新します。
- 最初のメッセージ：カスタマーがWeb Widgetを起動したときに最初に表示されるメッセージを入力します。
-
カスタマー情報：ドロップダウンを使用して、エージェントにカスタマーを引き継ぐ前に、カスタマーに提供を求める情報（名前やメールアドレス）を選択します。カスタマーは、エージェントに引き継がれる前に、これらのフィールドに情報を入力する必要があります。メモ：これらの設定は、エンドユーザー認証の設定に影響される場合があります。
- 補足メッセージ：カスタマーが詳細情報を送信した後に表示されるテキストを入力します（有効になっている場合）。
- 営業時間を利用する場合は、「営業時間外の応答」セクションを展開し、前の手順で説明したやり方で情報を更新します。
- 「設定を保存」をクリックします。
メッセージングボットの有効化
タブの下部にはメッセージング設定にボットを含めるオプションがあり、高度にカスタマイズされた自動会話ボットをカスタマーに提供することができます。
「Webチャネルおよびモバイルチャネルでのメッセージングの有効化」を参照してください。
すでにメッセージングボットを有効にしている場合、それを無効にして、デフォルトのメッセージング応答に戻すオプションもあります。
「通知」タブ
「通知」タブでは、Android用またはiOS用Zendesk SDKのプッシュ通知を設定できます。
Androidの場合は、Firebase Cloud Messagingの「キー」と「送信元ID」を指定します。
iOSの場合は、APNから.p12ファイルをアップロードします。証明書のパスワードも聞かれます。
.p12ファイルを生成するには、Apple Developerのアカウントにログインする必要があります。まだ開発者アカウントをお持ちでない場合は、こちらから登録できます。
- Apple Developer Programにログインし、証明書リストに移動します。
- ページ上部の「＋」ボタンをクリックして新しい証明書を作成し、「Apple Push Notification service SSL (Sandbox & Production)」を選択します。
- ドロップダウンからアプリIDを選択し、「続行」をクリックします。
- 指示に従ってKeychain Accessを使用して証明書署名要求（CSR）を生成し、アップロードして証明書を生成します。
- 証明書の準備ができたら、証明書をコンピュータにダウンロードし、ダブルクリックしてKeychain Accessで開きます。
- 作成した証明書を右クリックし、「Apple Push Servicesをエクスポート: {your-app-id}」を選択します。
- 必要に応じてパスワードを設定し、.p12ファイルをコンピュータに保存します。
「認証」タブ
「Web WidgetおよびモバイルSDKのメッセージングでのエンドユーザーの認証」を参照してください。
インストールに必要なチャネルIDを取得する
モバイルアプリにメッセージングをインストールするには、開発者にチャネルキーを提供する必要があります。「インストール」タブに、チャネルキーとZendesk開発者向け公式ドキュメントへのリンクがあります。
チャネルIDを取得するには
- 管理センターで、サイドバーにある「チャネル」をクリックし、「メッセージングとソーシャル」>「メッセージング」を選択します。
- 更新するブランドにカーソルを合わせ、オプションアイコン（
）をクリックしてから、「編集」をクリックします。 - 「インストール」タブをクリックします。
- 「チャネルID」で、「コピー」ボタンをクリックしでダッシュボードにチャネルIDをコピーし、その情報を開発者に渡します。
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