AIエージェントのライフサイクルのどの段階でも、その動作をテストして、期待どおりの動作をするかどうかを確認できます。これにより、AIエージェントを初めてカスタマーに公開する前や、設定変更を展開する前に、構成上の問題を解消しておくことができます。
AIエージェントをテストするには、管理者権限が必要です。
この記事では、以下のトピックについて説明します。
AIエージェントのテストについて
管理センターの「AIエージェントをテスト」ボタンを使用して、AIエージェントをテストできます。AIエージェントのテストでは、会話の開始からチケットの終了まで、以下の動作を確認できます。
- 標準の応答(挨拶、フィードバック、フォールバック、エスカレーションメッセージ)の動作
- AIが生成した返答がカスタマーの質問に適切に対応しているか
- ペルソナ、手順、または言語サポートなど、他の設定が会話に与える影響
- 在席状況やCSATなどのメッセージングトリガが、いつどのように実行されるか
AIエージェントのテストでは実際のチケットが作成されるため、テストを開始することを事前にエージェントに伝えておくとよいでしょう。ただし、「AIエージェントをテスト」ボタンを使って作成されたテスト会話は、アカウントの自動解決の数にはカウントされず、関連するExploreレポートやダッシュボードにも表示されません。
また、「AIエージェントをテスト」ボタンを使用した場合、システムはステータスが「アクティブ」または「アクティブ化予定」になっているすべての手順を評価します。
AIエージェントのテストに関する制限
「AIエージェントをテスト」ボタンを使用してテストできない項目:
- プロアクティブメッセージ
- エラーを含む回答(AIエージェントの旧バージョン機能)、または制限されたヘルプセンターのコンテンツを参照する回答(コンテンツを表示するのにサインインが必要な場合)
AIエージェントのテストオプション
一部のアカウントプランには、テストブランドを作成したりサンドボックスを使用するなどして、カスタマーに公開せずにAIエージェントをテストするオプションがあります。
- ブランドのテスト:一部のプランでは、ブランドを複数作成できます。この機能がサポートされているプランでは、テスト目的に特化したヘルプセンターを持つブランドを作成することもできます。詳しくは「複数ブランドの設定」を参照してください。
- サンドボックス:Enterpriseプランでは、テスト用のサンドボックス環境を作成できます。メッセージング設定とAIエージェントはサンドボックス環境に自動的にコピーされないため、手動で再作成する必要があります。詳しくは「サンドボックスでメッセージングをテストする方法」と「カスタマーの問題を自動的に解決するAIエージェントの構築」を参照してください。
メッセージングのAIエージェントをテストする
「AIエージェントをテスト」ボタンを使って、メッセージングチャネルのAIエージェントの動作をテストできます。
メッセージングまたはWebフォームのAIエージェントをテストするには
- 管理センターで、サイドバーの「
AI」をクリックし、「AIエージェント」>「AIエージェント」を選択します。
- テストするAIエージェントの名前をクリックします。
- 「AIエージェントをテスト」をクリックします。
「メッセージング」タブが選択されたテストサイドバーが開きます。
- メッセージを入力するかオプションを選択して、AIエージェントと会話をやりとりします。
- AIエージェントの言語を変更するには、言語ドロップダウンで言語を選択します。
- リセットして新しい会話を始めるには、再読み込みアイコン(
)をクリックします。
メールまたはWebフォームのAIエージェントをテストする
メールまたはWebフォームチャネルのAIエージェントの動作をテストするには、「AIエージェントをテスト」ボタンを使用できます。
メールまたはWebフォームのAIエージェントをテストするには
- 管理センターで、サイドバーの「
AI」をクリックし、「AIエージェント」>「AIエージェント」を選択します。
- テストするAIエージェントの名前をクリックします。
- 「AIエージェントをテスト」をクリックします。
テスト用のサイドバーが開きます。
- 「メール」タブを選択します。
-
件名とメールの本文を入力し、「送信」をクリックします。
しばらくすると、AIエージェントの応答が返されます。 - AIエージェントの言語を変更するには、言語ドロップダウンで言語を選択します。
- 会話をリセットして新しい会話を開始するには、「再度テスト」をクリックします。