- Suite GrowthおよびProfessionalで作成できるブランドの数は最大で5個です。
- Suite Enterprise Plusで作成できるブランドの数は最大で300個です。
- Support Enterprise単体の場合、含められるブランドは最大5つです。
また、ブランドは、すべてのチケットに付加されるチケットの値でもあります。エージェントは、チケットに関連付けられたブランドを手動で変更したり、ブランドごとにチケットを検索できます。エージェントは、ブランドのメンバーシップによって定義されたブランド内のチケットのみを閲覧、検索、アクセスすることができます。管理者はすべてのブランドのすべてのチケットにアクセスできます。
また、ブランドは、マクロやビュー、トリガ、自動化などのビジネスルール内と、Exploreおよびインサイトのレポーティングでも使用できます。
Zendeskアカウントの設定時に作成されたブランドが、デフォルトで1つあります。プランのタイプに応じて、所定の数のブランドを作成することができます。
ブランドの追加と管理を行うには、管理者であることが必要です。
この記事では、次のトピックについて説明します。
リソースの一覧については、「複数ブランドに関するリソース」を参照してください。
アカウントでの複数ブランドのしくみについて
アカウントを作成すると、デフォルトでブランドがひとつ作成されます。つまり、追加のブランドを設定しなくても、1個の「アカウントのサブドメイン」とそれに対応する「ブランドのサブドメイン」が1個用意されます。ブランドを追加した場合、アカウントのサブドメインが1個用意される点は同じですが、それだけでなく、自社アカウントのサブドメインに対応する自社ブランドのサブドメイン以外に、「複数のブランドのサブドメイン」が追加されます。
複数のブランドを所有している場合は、そのうちの1つが常にデフォルトブランドとして指定されます。デフォルトブランドは、デフォルトのヘルプセンターに関連付けられているブランドです。特定のブランドが指定されていない場合は、常にデフォルトブランドが示されます。デフォルトのブランドは、別のブランドがデフォルトに指定されるまで、削除または無効にすることはできません。デフォルトのブランドは、ブランドリストで(デフォルト)として表示されます。
また、エージェントのデフォルトブランドであるエージェントブランド(エージェントルート)を定義することもできます。エージェントブランドとは、エージェントがZendeskにサインインしたときに表示されるブランドです。エージェントブランドは、別のブランドがエージェントルートに指定されるまで、削除または無効にすることはできません。エージェントブランドには、ブランドリストに「(エージェント)」と表示されます。エージェントのブランドは、単一ブランドのプランにダウングレードした場合に保持されるブランドです。詳細については、「エージェントのブランドを変更する」を参照してください。
ブランドはチケットの値です。すべてのチケットにはブランドが設定されます。エージェントは、ブランドのメンバーシップによって定義されたブランド内のチケットのみを閲覧、検索、アクセスすることができます。管理者はすべてのブランドのすべてのチケットにアクセスできます。エンドユーザーと組織には、ブランド値は設定されません。ユーザーと組織はブランドではなくアカウントに属します。エンドユーザーや組織をブランド別にセグメント化することはできません。
多くのチャネルにはブランド値が設定されます。つまり、ブランドごとに特定のチャネルを使用するよう設定することができます。チャネルには、ヘルプセンター、メッセージングWeb Widget、Web Widget(従来版)、Talk、X(旧Twitter)、Facebookなどがあります。
複数のブランドを作成する
アカウントにはデフォルトで1つのブランドがありますが、プランのタイプに応じて所定の数のブランドを設定することができます。
- Suite GrowthおよびProfessionalで作成できるブランドの数は最大で5個です。
- Suite Enterprise Plusで作成できるブランドの数は最大で300個です。
- Support Enterprise単体の場合、含められるブランドは最大5つです。
ブランドは、管理センター内の「ブランド」ページで作成および管理されます。
- 管理センターで、サイドバーにあるアカウントアイコン()をクリックし、「ブランドの管理」>「ブランド」を選択します。
- 「ブランドを作成」をクリックします。
今回初めてブランドを追加する場合は、最初に表示される「始めましょう」をクリックしてください。
- 「名前」にブランド名を入力します。
「名前」は入力必須フィールドです。自社の他のブランドで使用されていない、固有の名前を指定してください。このブランド名がカスタマーに表示されます。
- このブランドのヘルプセンター用の「サブドメイン」を入力します。
このサブドメインが、ブランドのヘルプセンターのアドレス(URL)となり、yoursubdomain.zendesk.com/hcの形式で表記されます。また、このブランドのデフォルトのサポートアドレス(support@yoursubdomain.zendesk.com)としても使用されます。
サブドメインは必須入力です。すべてのブランドには独自のサブドメインが必要です。サブドメインに使用できる文字は、A~Zのアルファベット、0~9の数字、ダッシュ(-)の記号のみです。サブドメインを入力すると、サブドメインを利用できるか、すでに利用されているかを示すメッセージが表示されます。
- (オプション)指定されたロゴエリアにファイルをドラッグするか、ロゴエリア内をクリックしてロゴを追加します。
ロゴファイルは2MB未満ののサイズで、PNG、JPG、JPEG、GIFのいずれかのファイル形式であることが必要です。正方形の画像を使用するときれいに表示されます。正方形以外の場合、ロゴの形に歪みが出ます(伸ばされたり縮められたりします)。
- (オプション)ブランドの署名を入力して、ブランドを担当するエージェントの個人メール署名に付加します。エージェント署名の詳細については、「エージェント署名のチケットメール通知への追加」を参照してください。
- (オプション)「ホストマッピング」にサポートサイトの代替URLを入力し、自社のドメイン名のひとつをこのブランド用のヘルプセンターとマッピングします。たとえば、yoursubdomain.zendesk.com/hcの代わりにyoursubdomain.com/hcを使用できます。
ホストマッピングURLを入力すると、自動的にテストされ、そのホストマッピングが使用可能かどうかを示すメッセージが表示されます。
メモ:ブランドのホストマッピングを設定するには、ブランドを追加するたびに更新されたSSL証明書を生成するなど、いくつかの手順が必要です。詳細については、「ホストマッピングを設定したブランド用にSSL証明書を生成する」を参照してください。複数のブランドを追加した後は、ホストマッピングの管理は「設定」>「アカウント」ではなく、「管理」>「ブランド」から行います。
- 「保存」をクリックします。
新しいブランドが作成されました。
- 「アクセスできるユーザー」で、「ブランドのメンバーシップを管理」をクリックし、そのブランドにチームメンバーを追加します。
すべての管理者はブランドに追加され、ブランド内のすべてのチケットにアクセスできます。管理者をブランドから削除することはできません。チームメンバーは、新しいブランドに追加されるまで、そのブランドのチケットを表示、検索、アクセスすることはできません。
ヘルプセンターを追加するか、別のチャネルに関連付けるまで、新しいブランドはエンドユーザーに提供されません(「複数のブランドに対応するためのチャネルの設定」を参照)。
ブランドの管理方法については、「複数のブランドの管理」を参照してください。新しいブランドの使用とサポートを開始するには、以降のセクションで「ブランドを追加した後に行う手順」を参照してください。
ホストマッピングを設定したブランド用にSSL証明書を生成する
ホストマッピングされたブランドを追加する場合、SSL証明書の再生成が必要となります。証明書を再生成しなくても、ホストマッピングは機能しますが、ブランドが保護されません。
SSL証明書の再生成は、ホストマッピングしたブランドを追加するたびに、毎回必ず実行してください。ただし、ホストマッピングされたブランドのひとつひとつに対して証明書を再生成する必要はありません。たとえば、新しいブランドをいちどに3つ追加する場合は、1回だけ証明書を再生成してください。その後、ホストマッピングされたブランドを2個追加する場合、SSL証明書をもう一度再生成します。
証明書リクエストはSAN(SubjectAltName)証明書の形式であることが必要です。この形式の証明書は、SSLで保護された複数のホストマッピングドメインを管理するのに使用されます各ブランドのサブドメインは、SANとして証明書にリストされます。
または、ブランドが同じドメイン内にある場合、ワイルドカード証明書を使用することもできます。たとえば、brand1.company.com、brand2.company.com、brand3.company.comはすべて同じドメインにあります。
ホストマッピングされたブランドを1つ以上追加するときにSSL証明書を再生成するには、「ホストSSLを使用する」を参照してください。
ブランド設定されたヘルプセンターをシステム生成によるアカウントメールから除外する
デフォルトでは、アクティブなヘルプセンターで複数のブランドを使用している場合、アクティブなブランド設定済みヘルプセンターすべてのリストがアカウントメールに含められます。アカウントメールはシステムによって生成されるメールで、エージェントとエンドユーザーにプロフィールに関する通知を送ります。登録確認メール、アカウント確認メール、パスワードリセットメールなどがあります。
アクティブなブランド設定済みヘルプセンターのリストをアカウントメールに含めたくない場合は、除外することができます。
アクティブなブランド設定済みヘルプセンターのリストをエージェントとエンドユーザー宛のアカウントメールから除外するには
- 管理センターで、サイドバーのメンバーアイコン()をクリックし、「設定」>「エンドユーザー」を選択します。
- 「アカウントメール」セクションで、「アカウントメールに有効なヘルプセンターのリストを含める」の選択を解除します。
- 「タブを保存」をクリックします。
ブランドを追加した後に行う手順:複数のブランドに対応するようにチャネルを設定する
複数のブランドを追加する場合、カスタマーが特定のブランドに対してリクエストをオープンする前に、ヘルプセンターを追加するか、ブランドごとに異なるチャネルに関連付けておく必要があります。
設定したブランドは、メール、ヘルプセンター、メッセージングWeb Widget、Web Widget(従来版)、Talk、Facebook、X(旧Twitter)、APIのどのチャネルでもサポートされます。
ブランドを追加してチャネルを設定した後の手順
リソースの一覧については、「複数ブランドに関するリソース」を参照してください。