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管理者は、ユーザーを1人ずつ手動で追加するのではなく、一括インポートで一度に多数のユーザーを追加できます。一括インポートを行うには、ユーザーのデータを含むCSV(カンマ区切り値)ファイルを作成します。一括インポートでは、メールアドレスや電話番号などの基本的なユーザーデータの設定に加えて、ユーザーロールの設定、エージェントの特権の指定、組織へのユーザーの追加なども行うことができます。一括インポートを使用すると、新しいユーザーを追加したり、既存のユーザーを更新したりすることができます。CSVファイルで一括インポートできるデータは、Supportユーザーとロールのみです。

ユーザーと組織の一括インポートを行うには、管理者である必要があります。

重要:
  • Zendeskアカウント内のデータを保護するため、データインポートはデフォルトでは有効になっていません。アカウントオーナーまたは管理者は、Zendeskカスタマーサポートに連絡して、データエクスポートを有効にし、インポートページへアクセスできるようにしてもらう必要があります。
  • ユーザーと組織の両方を一括インポートする場合は、先に組織をインポートする必要があります。
この記事では、以下のトピックについて説明します。
  • データインポーターでユーザーを一括インポートする
  • ユーザーの一括インポート(旧バージョン)

データインポーターでユーザーを一括インポートする

データインポーターは、ユーザー、組織、カスタムオブジェクトをインポートするための一貫した方法を提供する推奨ツールです。

以下のトピックをご覧ください。
  • ユーザーを一括インポートする際の注意点
  • CSVファイルでユーザーデータを作成する
  • データインポーターを使用してユーザーデータをインポートする

ユーザーを一括インポートする際の注意点

ユーザーを一括インポートする前に、確認すべきさまざまな制限や注意点があります。
  • データインポーターでの一括インポート時の制限事項
  • 既存のユーザープロフィールデータを更新する
  • 一括インポートしたユーザーにメールを送るかどうかを判断する

データインポーターでの一括インポート時の制限事項

ユーザーと組織に関する主要なデータセットをインポートできます。たとえば、後述の表に示すようなデータをインポートできます。一方で、タイムゾーン、写真、言語設定をインポートすることはできません。後述の表にないデータをインポートするには、代わりにZendesk REST APIを使用する必要があります。詳しくは「Importing users with the Zendesk API(Zendesk APIを使用したユーザーのインポート)」または「Importing organizations with the Zendesk API(Zendesk APIを使用した組織のインポート)」を参照してください

  • データインポーターを使用する場合、インポートCSVファイルのサイズは1GBを超えることはできません。最大500,000行を推奨します。つまり、1行のヘッダーと最大499,999行のデータです。さらに、各行のサイズは128 KBを超えることはできません。
  • インポートCSVファイルに含める列は、最大で200列です。
  • インポートCSVファイルでは、行のインポート順序は保証されません。
  • CSVファイル内に同じユーザーや組織のデータを重複して含めないでください。インポートに失敗する可能性があります。
  • CSVファイルに表示された順序でレコードが作成または更新される保証はありません。
  • 一度にインポートできるCSVファイルは1つだけです。そのため、CSVファイルでサポートされている最大行数を超えるデータがある場合は、バッチごとに別々のファイルを作成し、順次インポートする必要があります。データインポーターを使用していない場合は、最大2つのバッチがキューに入れられ、バックグラウンドで実行されます。2つ以上のバッチをインポートしたい場合は、最初のバッチのインポートが完了するまで待ってから追加する必要があります。
  • FacebookまたはX(旧Twitter)アカウントからの連絡先情報のインポートに、一括インポートを使用することはできません。代わりに、Zendesk REST APIを使用してください。「Importing users with the Zendesk API(Zendesk APIを使用したユーザーのインポート)」を参照してください。

既存のユーザープロフィールデータを更新する

一括インポートを実行すると、既存のユーザーを更新できます。データによって、置き換えられるものと、既存のデータにさらに追加されるものとがあるので注意してください。
メモ:既存のユーザーを更新するには、Zendeskがユーザーを識別できるように、CSVファイルにユーザーのexternal_idフィールドまたはemailフィールドを含める必要があります。
データインポーターによるデータの更新方法
データインポーターを使用する場合、次の2つのユーザーデータは単に追加されます(既存のデータに追加されます)。
  • phone(セカンダリ電話番号として追加される)
  • email(サブメールアドレスとして追加される)

それ以外のデータは、データインポーターによって置き換えられます。

一括インポートしたユーザーにメールを送るかどうかを判断する

ユーザーの一括インポートを実行する前に、登録確認メールの設定を見直すことが重要です。Guideが有効な状態で一括インポートを使って新しいユーザーを追加すると、追加されたすべてのユーザーに登録確認メールが送信されます。このメールにはメールアドレス確認用のリンクが含まれており、リンクをクリックするとパスワードを設定してサインインするように求められます。また、登録確認メールをユーザーに送信しない設定も可能です。

登録確認メールがユーザーに送信されないようにするには

  1. 管理センターで、サイドバーの「 メンバー」をクリックし、「設定」>「エンドユーザー」を選択します。
  2. ユーザー登録確認メールセクションで「エージェントまたは管理者によって新規ユーザーが登録された際にも確認メールを送信する」オプションの選択を解除します。

  3. 「保存」をクリックします。

CSVファイルでユーザーデータを作成する

インポートに追加するユーザーのリストを作成する場合は、おそらく、従業員データベースなどの別のユーザー管理システムからユーザーリストを生成することになるでしょう。これらのシステムの多くは、データをCSVファイルにエクスポートする機能を備えています。このリストをいちから作成する必要がある場合は、Microsoft ExcelやOpenOffice.orgのCalcなどを使用します。

ファイルを作成する際に注意すべき重要事項を以下に示します。
  • このファイルは、適切なCSV形式であること、UTF-8エンコーディングを使用して保存されていることが必要です。
  • CSVファイルの1行目はヘッダー行です。この行は、ファイルに必ず含める必要があります。
  • ヘッダー行には、以下の表内の必須フィールドを必ず含めます。さらに、必須フィールド以外のフィールドも任意に選んで追加することができます。
  • 含めたフィールドは、ヘッダー行に以下の表のリストと同じ順番で表示されます。
  • データをインポートしないフィールドがある場合は、そのフィールドをヘッダー行に含めないでください。
  • ファイル内に空のデータ列があると、ユーザーの既存のデータの大半が、空のデータで上書きされます。例外については、「既存のユーザープロフィールデータを更新する」を参照してください。
  • notes欄または複数行のカスタムフィールドに改行を追加するには、Alt+Enterキーを押すか(Windowsの場合)、Ctrl+Option+Returnキーを押します(Macの場合)。
メモ:Microsoft Excelは、ファイルをそのまま保存することはできません。ファイルを保存するには、Google Sheetsにいったんアップロードし再ダウンロードしてから、Zendeskにアップロードしてください。また、Open Officeを使用してファイルを保存することもできます。

以下の表に、ファイルに含めることにできるフィールドを示します。名前、メールアドレス、および制限のフィールドは、新規ユーザーをインポートするときに必要です。既存のユーザーが一括インポートによって更新される場合は、一意の識別子が1つだけ必要です(メールアドレスまたは外部IDなど)。

表1. ユーザーのインポート用データ
フィールド 説明
name 新規ユーザーのインポート時に必須。ユーザーのフルネーム。
email 新規ユーザーのインポート時に必須。ユーザーの完全なメールアドレス(someuser@mycompany.com)。ユーザーに複数のメールアドレスを含める場合は、パイプ(|)で区切ります。例:first@yourcompany.com|second@yourcompany.com
ticket_restriction 新規ユーザーのインポート時に必須。restrictionフィールドには、チームメンバーまたはエンドユーザーの特権、アクセスできるチケットなどを設定できます。ユーザーのロールが「エージェント」に設定されている場合、新規ユーザーのインポート時に必須です。
Enterprise以外のプランでは、以下の制限値がサポートされています。
  • assigned:チームメンバーは、自分に割り当てられたチケットのみにアクセスできます。
  • groups:チームメンバーは、グループ内のチケットのみにアクセスできます。メモ:チームメンバーをグループに追加するには、「チームメンバーのグループメンバーシップの表示と管理」を参照するか、Support APIを使用してください。
  • none:ユーザーには制限がなく、すべてのチケットにアクセスできます。
  • organization:ユーザーは、自分または組織内の他のユーザーによってリクエストされたチケットにのみアクセスできます。
  • requested:ユーザーは自分のチケットにのみアクセスできます。チケットのリクエスタとして記載されている必要があります。
  • (データインポーターではない)Light Agent:ライトエージェントと同じ制限がユーザーに適用されます。
ユーザーのロールが「End-user」に設定されている場合、「organization」および「requested」という制限値を割り当てることができます。その他はチームメンバーのみに適用されます。
メモ:Enterpriseプランでは、エージェントロールによって標準のエージェント制限が上書きされます。つまり、前述の表にある標準の制限を使用して、エージェントをインポートまたは更新することはできません。エージェントロールを入力してください。Supportに存在しないロール名を誤って使用した場合、デフォルトでユーザーのロールはライトエージェントにされます。
external_id ユーザーのメールアドレス以外にもIDがある場合(従業員IDやカスタマーリファレンス番号など)、この欄に入力できます。同じIDのデータは上書きされてしまうため、外部IDはユーザーごとに一意である必要があります。

1人のユーザーに複数のメールアドレスや電話番号を設定する必要がある場合は、CSVファイル内でそのユーザーのエントリを複数作成し、1人のユーザーに関連付けるすべての行で同じexternal_id列を使用することで対応できます。追加のメールアドレスや電話番号を除き、他のすべての列の値は各行で同じである必要があります。

外部ID、メールアドレス、または電話番号が複数の既存のユーザーと一致する場合、その行はインポートから除外されます。

メモ:external_idフィールドを唯一のIDとしてユーザーをインポートした場合(つまり、メールアドレスを含めていない場合)、メールアドレスのデータがなくても、CSVファイルにメールアドレスのフィールドを作成しておく必要があります。例:

details 住所など、このユーザーに関する詳細情報。この情報を見ることができるのはチームメンバーだけです。エンドユーザーの画面には表示されません。
notes このユーザーに関するメモ。メモの内容を見ることができるのはチームメンバーだけです。エンドユーザーの画面には表示されません。
phone ユーザーの電話番号。固有の電話番号が直通番号として追加されます。既存の電話番号は予備回線として追加されます。Zendeskで利用するには、電話番号は国際標準のE.164形式でフォーマットされている必要があります。
shared_phone ユーザーの共有の電話番号。Zendeskで利用するには、電話番号は国際標準のE.164形式でフォーマットされている必要があります。
role 大文字と小文字を区別。「End-user」、「Agent」、または「Admin」。ロールを設定しないと、ユーザーは「End-user」として設定されます。
organizations ユーザーを追加する組織の名前。事前に組織が追加されている必要があります。追加されていないと、インポートに失敗します。

ProfessionalとEnterpriseでは、ユーザーを複数の組織に追加できます。その場合、組織名をパイプ(|)で区切って指定してください。例:Organization1|Organization2|Organization3

アルファベット順で先頭の組織がユーザーのデフォルトの組織となります。一括インポート中に別のデフォルト組織を設定することはできません。ただし、ユーザーのデフォルトの組織は、手動で調整することも、Support API - Set Membership as Defaultエンドポイントで調整することもできます。

default_group_id

新しいチームメンバー(管理者とエージェント)は自動的にアカウントのデフォルトグループに追加されます。ただし、このフィールドを使用して、一括インポート時にユーザーの代替のデフォルトグループを指定することができます。

エンドユーザーはグループに追加できません。

tags Zendesk Supportでユーザーと組織のタグ付けが有効になっている場合(「ユーザーおよび組織へのタグの追加」を参照)、ユーザータグを追加できます。複数のタグを指定する場合、タグ間はカンマで区切ります。
custom_fields.<フィールドキー> ユーザーの一括インポートを実行する場合、「custom_fields.」という接頭辞に続いてフィールドキーを指定することで、カスタムユーザーフィールドをインポートできます。 

たとえば、subscription_dateというフィールドキーのフィールド値をインポートするには、次のように指定します。

custom_fields.subscription_date

なお、カスタムフィールドのキーは大文字と小文字が区別されるので、小文字で入力しなければなりません。

情報をチェックボックスにインポートする場合、チェックボックスをオンにするには「true」と入力し、オフにするには「false」と入力します。ドロップダウンリストオプションの値を設定するには、ドロップダウンリストの作成時に追加したタグを使用します。カスタム日付フィールドには、YY/MM/DDまたはYYYY-MM-DDの形式を使用してください。

カスタムユーザーフィールドのキーを見つけるには:
  • 管理センターで、サイドバーの「 メンバー」をクリックし、「設定」>「ユーザーフィールド」を選択します。次に、カスタムフィールドの名前をクリックします。フィールドキーが、右側のプロパティパネルに表示されます。

フィールドの値の形式が正しくないと、インポートは失敗します。そして、保存に失敗したレコードを示すエラーレポートが表示されます。

メモ:インポートするカスタムユーザーフィールドがルックアップリレーションシップフィールドの場合、このフィールドの値として、関連オブジェクトのIDを入力します。たとえば、組織の場合は組織のIDを、ユーザーの場合はユーザーのIDを、カスタムオブジェクトレコードの場合はレコードのIDを入力します。組織、ユーザー、またはカスタムオブジェクトレコードのIDを検索するには、アカウントからデータをエクスポートするか、Organizations API、Users API、またはCustom Object Records APIを使用します。

データインポーターを使用してユーザーデータをインポートする

データインポーターを使用して、ユーザーの作成や既存ユーザーの更新を行うCSVファイルをインポートし、データインポーターページからすべてのインポート試行のログを取得できます。

データインポーターでユーザーを追加または更新するには
  1. 管理センターで、サイドバーの「 オブジェクトとルール」をクリックし、「ツール」>「データインポーター」を選択します。
  2. 「インポート」をクリックします。
  3. 「保存先のターゲット」で、「ユーザー」を選択します。
  4. 「インポートタイプ」で、次のいずれかを選択します。
    • 作成のみ:新規ユーザーのみが追加されます。CSVファイル内の既存のユーザーに関するデータは無視されます。
    • 更新のみ:CSVファイルにリストされている既存のユーザーのデータを更新します。ユーザーを更新するにはexternal_idが必要です。新しいユーザーに関するデータはすべて無視されます。
    • レコードの作成および更新:新規ユーザーを追加し、CSVファイルにリストされている既存のユーザーのデータを更新します。
    メモ:外部ID、メールアドレス、または電話番号が複数の既存のユーザーと一致する場合、その行はインポートから除外されます。「インポート履歴」をクリックします。
  5. 「ファイルのアップロード」で、ファイルをドラッグ&ドロップするか、クリックしてアップロードし、ファイルブラウザからCSVファイルを選択します。

    選択したファイルを変更する必要がある場合は、ファイル名の横にある削除アイコン()をクリックします。

  6. 「次へ」をクリックします。
  7. 「フィールドのマッピング」リストを確認します。
    • フィールドマッピングが正しければ、「次へ」をクリックします。
    • フィールドマッピングが正しくない場合は、「戻る」をクリックします。フォーマット要件に準拠するようにCSVファイルを編集し、ファイルを再アップロードします。
  8. 確認ダイアログでインポートの詳細の概要を確認し、「インポートを開始する」をクリックします。

    インポートが開始された後は、インポートされた変更を元に戻すことはできません。インポートのステータスを確認するには、インポート履歴を確認してください。

ユーザーの一括インポート(旧バージョン)

何らかの理由でデータインポーターを使用しない場合は、このトピックの情報を参考にしてください。
  • ユーザーを一括インポートする際の注意点(旧バージョン)
  • CSVファイルでユーザーデータを作成する
  • 一括アクションインポートを使用してユーザーデータをインポートする(旧バージョン)

ユーザーを一括インポートする際の注意点(旧バージョン)

ユーザーを一括インポートする際の制限事項(旧バージョン)

ユーザーと組織に関する主要なデータセットをインポートできます。たとえば、後述の表に示すようなデータをインポートできます。一方で、タイムゾーン、写真、言語設定をインポートすることはできません。後述の表にないデータをインポートするには、代わりにZendesk REST APIを使用する必要があります。詳しくは「Importing users with the Zendesk API(Zendesk APIを使用したユーザーのインポート)」または「Importing organizations with the Zendesk API(Zendesk APIを使用した組織のインポート)」を参照してください

  • 「一括アクション」ページを使用する場合、インポートCSVデータファイルには最大2,000行を含めることができます。つまり、ヘッダー1行とデータ1,999行までです。
  • CSVファイル内に同じユーザーや組織のデータを重複して含めないでください。インポートに失敗する可能性があります。
  • CSVファイルに表示された順序でレコードが作成または更新される保証はありません。
  • 一度にインポートできるCSVファイルは1つだけです。そのため、CSVファイルでサポートされている最大行数を超えるデータがある場合は、バッチごとに別々のファイルを作成し、順次インポートする必要があります。データインポーターを使用していない場合は、最大2つのバッチがキューに入れられ、バックグラウンドで実行されます。2つ以上のバッチをインポートしたい場合は、最初のバッチのインポートが完了するまで待ってから追加する必要があります。
  • FacebookまたはX(旧Twitter)アカウントからの連絡先情報のインポートに、一括インポートを使用することはできません。代わりに、Zendesk REST APIを使用してください。「Importing users with the Zendesk API(Zendesk APIを使用したユーザーのインポート)」を参照してください。

一括アクションのインポートによるデータの更新方法

旧バージョンの一括アクションページを使用してユーザーデータをインポートする場合、以下のユーザーデータが置き換えられます。
  • name
  • external_id
  • role
  • restriction
  • organization
  • custom fields
  • tags(データインポーターを使用する場合のみ)
以下のユーザーデータは追加されます(既存のデータに追加されます)。
  • details
  • notes
  • tags
  • phone(セカンダリ電話番号として追加される)
  • email(サブメールアドレスとして追加される)

一括インポートしたユーザーにメールを送るかどうかを判断する

ユーザーの一括インポートを実行する前に、登録確認メールの設定を見直すことが重要です。Guideが有効な状態で一括インポートを使って新しいユーザーを追加すると、追加されたすべてのユーザーに登録確認メールが送信されます。このメールにはメールアドレス確認用のリンクが含まれており、リンクをクリックするとパスワードを設定してサインインするように求められます。また、登録確認メールをユーザーに送信しない設定も可能です。

登録確認メールがユーザーに送信されないようにするには

  1. 管理センターで、サイドバーの「 メンバー」をクリックし、「設定」>「エンドユーザー」を選択します。
  2. ユーザー登録確認メールセクションで「エージェントまたは管理者によって新規ユーザーが登録された際にも確認メールを送信する」オプションの選択を解除します。

  3. 「保存」をクリックします。

CSVファイルでユーザーデータを作成する

インポートに追加するユーザーのリストを作成する場合は、おそらく、従業員データベースなどの別のユーザー管理システムからユーザーリストを生成することになるでしょう。これらのシステムの多くは、データをCSVファイルにエクスポートする機能を備えています。このリストをいちから作成する必要がある場合は、Microsoft ExcelやOpenOffice.orgのCalcなどを使用します。

ファイルを作成する際に注意すべき重要事項を以下に示します。
  • このファイルは、適切なCSV形式であること、UTF-8エンコーディングを使用して保存されていることが必要です。
  • CSVファイルの1行目はヘッダー行です。この行は、ファイルに必ず含める必要があります。
  • ヘッダー行には、以下の表内の必須フィールドを必ず含めます。さらに、必須フィールド以外のフィールドも任意に選んで追加することができます。
  • 含めたフィールドは、ヘッダー行に以下の表のリストと同じ順番で表示されます。
  • データをインポートしないフィールドがある場合は、そのフィールドをヘッダー行に含めないでください。
  • ファイル内に空のデータ列があると、ユーザーの既存のデータの大半が、空のデータで上書きされます。例外については、「既存のユーザープロフィールデータを更新する」を参照してください。
  • notes欄または複数行のカスタムフィールドに改行を追加するには、Alt+Enterキーを押すか(Windowsの場合)、Ctrl+Option+Returnキーを押します(Macの場合)。
メモ:Microsoft Excelは、ファイルをそのまま保存することはできません。ファイルを保存するには、Google Sheetsにいったんアップロードし再ダウンロードしてから、Zendeskにアップロードしてください。また、Open Officeを使用してファイルを保存することもできます。

以下の表に、ファイルに含めることにできるフィールドを示します。名前、メールアドレス、および制限のフィールドは、新規ユーザーをインポートするときに必要です。既存のユーザーが一括インポートによって更新される場合は、一意の識別子が1つだけ必要です(メールアドレスまたは外部IDなど)。

表2. ユーザーのインポート用データ
フィールド 説明
name 新規ユーザーのインポート時に必須。ユーザーのフルネーム。
email 新規ユーザーのインポート時に必須。ユーザーの完全なメールアドレス(someuser@mycompany.com)。
restriction 新規ユーザーのインポート時に必須。restrictionフィールドには、チームメンバーまたはエンドユーザーの特権、アクセスできるチケットなどを設定できます。ユーザーのロールが「エージェント」に設定されている場合、新規ユーザーのインポート時に必須です。
Enterprise以外のプランでは、以下の制限値がサポートされています。
  • assigned:チームメンバーは、自分に割り当てられたチケットのみにアクセスできます。
  • groups:チームメンバーは、グループ内のチケットのみにアクセスできます。メモ:チームメンバーをグループに追加するには、「チームメンバーのグループメンバーシップの表示と管理」を参照するか、Support APIを使用してください。
  • none:ユーザーには制限がなく、すべてのチケットにアクセスできます。
  • organization:ユーザーは、自分または組織内の他のユーザーによってリクエストされたチケットにのみアクセスできます。
  • requested:ユーザーは自分のチケットにのみアクセスできます。チケットのリクエスタとして記載されている必要があります。
  • (データインポーターではない)Light Agent:ライトエージェントと同じ制限がユーザーに適用されます。
ユーザーのロールが「End-user」に設定されている場合、「organization」および「requested」という制限値を割り当てることができます。その他はチームメンバーのみに適用されます。
メモ:Enterpriseプランでは、エージェントロールによって標準のエージェント制限が上書きされます。つまり、前述の表にある標準の制限を使用して、エージェントをインポートまたは更新することはできません。エージェントロールを入力してください。Supportに存在しないロール名を誤って使用した場合、デフォルトでユーザーのロールはライトエージェントにされます。
external_id ユーザーのメールアドレス以外にもIDがある場合(従業員IDやカスタマーリファレンス番号など)、この欄に入力できます。同じIDのデータは上書きされてしまうため、外部IDはユーザーごとに一意である必要があります。

1人のユーザーに複数のメールアドレスや電話番号を設定する必要がある場合は、CSVファイル内でそのユーザーのエントリを複数作成し、1人のユーザーに関連付けるすべての行で同じexternal_id列を使用することで対応できます。追加のメールアドレスや電話番号を除き、他のすべての列の値は各行で同じである必要があります。

外部ID、メールアドレス、または電話番号が複数の既存のユーザーと一致する場合、その行はインポートから除外されます。

メモ:external_idフィールドを唯一のIDとしてユーザーをインポートした場合(つまり、メールアドレスを含めていない場合)、メールアドレスのデータがなくても、CSVファイルにメールアドレスのフィールドを作成しておく必要があります。例:

details 住所など、このユーザーに関する詳細情報。この情報を見ることができるのはチームメンバーだけです。エンドユーザーの画面には表示されません。
notes このユーザーに関するメモ。メモの内容を見ることができるのはチームメンバーだけです。エンドユーザーの画面には表示されません。
phone ユーザーの電話番号。固有の電話番号が直通番号として追加されます。既存の電話番号は予備回線として追加されます。Zendeskで利用するには、電話番号は国際標準のE.164形式でフォーマットされている必要があります。
shared_phone_number 共有している電話番号である場合は、「true」に設定します。共有している電話番号は、ユーザーIDとして使用できません。
role 大文字と小文字を区別。「End-user」、「Agent」、または「Admin」。ロールを設定しないと、ユーザーは「End-user」として設定されます。
organization ユーザーを追加する組織の名前。事前に組織が追加されている必要があります。追加されていないと、インポートに失敗します。

ProfessionalとEnterpriseでは、ユーザーを複数の組織に追加できます。その場合、組織名をパイプ(|)で区切って指定してください。例:Organization1|Organization2|Organization3

アルファベット順で先頭の組織がユーザーのデフォルトの組織となります。一括インポート中に別のデフォルト組織を設定することはできません。ただし、ユーザーのデフォルトの組織は、手動で調整することも、Support API - Set Membership as Defaultエンドポイントで調整することもできます。

tags Zendesk Supportでユーザーと組織のタグ付けが有効になっている場合(「ユーザーおよび組織へのタグの追加」を参照)、ユーザータグを追加できます。複数のタグを指定する場合、タグ間はカンマで区切ります。
brand アカウントに複数のブランドがある場合は、ブランドのサブドメインを指定できます。ブランドのサブドメインによって、ユーザーに送信される最初に送信されるメールのブランドが決まります。ただし、そのブランドがアクティブで、有効なヘルプセンターを持っている必要があります。指定したブランドのサブドメインがアクティブでないか、ヘルプセンターが有効になっていないか存在しない場合、列は無視され、最初に送信されるメールはデフォルトのブランドで送信されます。

ブランドのサブドメインの名前だけを指定します。たとえば、「mydomain」を使用し、「mydomain.zendesk.com」は使用しません。

custom_fields.<フィールドキー> ユーザーの一括インポートを実行する場合、「custom_fields.」という接頭辞に続いてフィールドキーを指定することで、カスタムユーザーフィールドをインポートできます。 

たとえば、subscription_dateというフィールドキーのフィールド値をインポートするには、次のように指定します。

custom_fields.subscription_date

なお、カスタムフィールドのキーは大文字と小文字が区別されるので、小文字で入力しなければなりません。

情報をチェックボックスにインポートする場合、チェックボックスをオンにするには「true」と入力し、オフにするには「false」と入力します。ドロップダウンリストオプションの値を設定するには、ドロップダウンリストの作成時に追加したタグを使用します。カスタム日付フィールドには、YY/MM/DDまたはYYYY-MM-DDの形式を使用してください。

カスタムユーザーフィールドのキーを見つけるには:
  • 管理センターで、サイドバーの「 メンバー」をクリックし、「設定」>「ユーザーフィールド」を選択します。次に、カスタムフィールドの名前をクリックします。フィールドキーが、右側のプロパティパネルに表示されます。

フィールドの値の形式が正しくないと、インポートは失敗します。そして、保存に失敗したレコードを示すエラーレポートが表示されます。

メモ:インポートするカスタムユーザーフィールドがルックアップリレーションシップフィールドの場合、このフィールドの値として、関連オブジェクトのIDを入力します。たとえば、組織の場合は組織のIDを、ユーザーの場合はユーザーのIDを、カスタムオブジェクトレコードの場合はレコードのIDを入力します。組織、ユーザー、またはカスタムオブジェクトレコードのIDを検索するには、アカウントからデータをエクスポートするか、Organizations API、Users API、またはCustom Object Records APIを使用します。

一括アクションインポートを使用してユーザーデータをインポートする(旧バージョン)

データインポーターの使用をお勧めしますが、「一括アクション」ページを使用してユーザーの新規データや更新データをインポートすることもできます。

CSVファイルのユーザーデータをインポートするには
  1. 管理センターで、サイドバーの「 メンバー」をクリックし、「一括アクション」>「ユーザーのインポート」を選択します。
  2. インポートオプションを以下から選択します。
    • ユーザーを新規作成:デフォルトで選択されており、解除することはできません。これは、Zendeskアカウントに存在しないユーザーがCSVファイルにリストされている場合、そのユーザーが必ず新規作成されるためです。

    • 既存のユーザーを更新:既存のユーザーのデータも修正したい場合は、このインポートオプションを選択してください。

      各ユーザーを識別できるように、external_idまたはメールアドレスをCSVファイルに含める必要があります。ユーザーIDフィールド以外は、更新したいフィールドのみをCSVファイルに含めます。CSVファイルのフィールドに値を入力しない場合、既存のユーザーのデータが空の値で上書きされます。詳しくは「既存のユーザープロフィールデータを更新する」を参照してください。

      外部ID、メールアドレス、または電話番号が複数の既存のユーザーと一致する場合、その行はインポートから除外されます。

    メモ:新規ユーザーを追加したくない場合は、データインポーターを使用する必要があります。「一括アクション」ページを使用する際、CSVファイルに新規ユーザーの情報が含まれている場合、選択したインポートオプションに関係なく、常に追加されます。
  3. (オプション)「インポート結果ファイルに外部IDを記載する」を選択します。

    インポート処理が完了すると、インポート結果が含まれる個別のCSVファイルへのリンクを含むメール通知が届きます。このリンクをクリックしてファイルをダウンロードし、インポートの結果を確認します。このファイルには、インポートしたユーザーデータのステータス(作成、更新、スキップ)が表示されます。このオプションを選択した場合、レポートには、作成または更新された各ユーザーのメールアドレスまたは外部IDが含まれます。

    このオプションを選択しない場合、外部IDはインポート結果のCSVファイルから除外されます。代わりに、作成または更新された各ユーザーについて、ユーザーのメールアドレスのみがリストされます。

  4. 「ファイルを選択」または「代わりに自分でデータ内に貼り付ける」をクリックします。
  5. 「インポート」をクリックします。

インポート操作がキューに追加され、ユーザーは、インポート処理が完了したときにZendesk Supportに追加されます。インポートが完了すると、その旨を通知するメールが届きます。

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